慰安婦デモで涙流した修道女、横では「慰安婦が誇らしいか」「被害者は1人もいない」と対抗デモ

Record Korea    2022年3月25日(金) 22時20分

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24日、韓国・オーマイニュースによると、元慰安婦支援団体「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」が開催している「水曜デモ」に僧侶らが参加した。周辺では「対抗デモ」が行われていた。写真は慰安婦像。

2022年3月24日、韓国・オーマイニュースによると、元慰安婦支援団体「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯(正義連)」が慰安婦問題解決を訴えるため毎週水曜日に開催している「水曜デモ」に僧侶らが参加した。周辺では依然として「対抗デモ」が行われていたという。

記事によると、1536回目の水曜デモが23日、在韓日本大使館周辺の「平和路」で開かれた。この日は正義連が主催、大韓仏教曹渓宗社会労働委員会が主管した。デモに参加した僧侶らは約10分間にわたって祈祷し、参加者らは両手を合わせて黙祷を捧げた。参加者の中には修道女もおり、ハンカチで何度も涙を拭う姿が見られたという。

水曜デモは日本大使館前の慰安婦像前で行われてきたが、2020年5月以降は同デモに反対する市民団体に場所をとられ、平和路一帯を転々としている。この日も慰安婦像から132歩ほど離れたケイツインタワー前の道路の真ん中で行われたが、周囲には「慰安婦が誇らしいか?」「日本軍慰安婦被害者は1人もいない」などの垂れ幕が掲げられていたという。

一方、水曜デモに反対する市民団体は慰安婦像前で「慰安婦強制連行の根拠はない」「水曜デモは中断」などのプラカードを掲げ、マイク演説などを行ったという。

これを受け、韓国のネット上では「慰安婦はいなかったとか、自発的なものだったとか、慰安婦が自慢かとか…。本当に同じ韓国人?」「1945年8月15日以降ずっと韓国は韓国国籍の日本人と内戦中」など反対デモ派への批判が集中している。

水曜デモに対しては「曹渓宗の皆さん、ありがとう」「平和と愛を叫ぶところには宗教の壁はない。尊敬する」と称賛の声が上がる一方で、「すべて(正義連の前理事長で現職の国会議員の)尹美香(ユン・ミヒャン)氏が慰安婦像で稼ぐために始めたこと。元慰安婦らは政治利用されただけ」「文在寅(ムン・ジェイン)政権は北朝鮮と中国に夢中で慰安婦問題は処理できなかった。もう感情に訴えるのはやめて。いい加減飽きた」という意見も出ており、一部では「本当に元慰安婦のためというなら、補償金をもらって余生を幸せに暮らせるようにサポートすべき。日韓慰安婦合意を破棄して日本を非難してる間に元慰安婦はみんな亡くなってしまう」「慰安婦問題は金銭的な補償を目的にするのか、戦争犯罪に対する謝罪を引き出すための政治的闘争を目的にするのか、どこに焦点を合わせるかが重要」といった指摘も寄せられている。(翻訳・編集/松村)

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