台湾のネット掲示板でこのほど、「なぜ日本はこんなにきれいなのか？」との疑問が投稿され、話題になった。台湾メディアの三立新聞網が伝えた。

記事は、「台湾人は日本旅行が大好きだ。現地にはおいしいグルメや魅力的な観光地があるほか、日本の街のきれいさに感嘆する人も少なくない」と説明し、ネット掲示板PTTであるユーザーが投稿した内容を紹介した。

同ユーザーは「グーグルマップで大阪の街を見ていた。特に意図して選んだわけではないが、街の様子が美しい。なぜ日本はこんなにも上品なのか」と称賛。具体的には、高速道路や一般道、歩道がきれいに整備されており、道路の両脇に街路樹が植えられていること、道に飛び出した看板や違法駐車の自動車がないこと、建物に統一感があることを挙げた。

また、「ディオールやフェンディといったブランドの店舗も、ここ（日本）で見るとより品があるように見える」とし、「なぜ私たちはこういうふうにできないのだろうか」と嘆いている。

記事によると、他のユーザーからは「民度が台湾の100倍だから」「日本人は自律的で美意識があるから。台湾人は何でも適当で、安っぽい民族性」「（日本人は）体裁を重んじ、きれい好きだから」「法律法規が厳しいのと、市民の素養が高いのと、集団主義的なのと、文化的なことが関係している」「彼らはきっと全体の統一性を重視しているんだと思う」「台湾は市民から政府までみんな（日本に）負けている」といった声が上がった。

一方で、「朝7～8時に渋谷に行ったら絶句するくらい汚いよ」「以前、大阪に行ったら若者がベンチで物を食べていて、ごみをその場に置いたまま去って行って驚いた」「日本にも汚い場所はあるよ。大阪で1年間生活したことがあるけど、側溝にはごみがたくさん捨てられていた。もちろん、ほとんどの場所は清潔だけど、あまり美化しすぎない方が良い」といった意見も寄せられていたという。（翻訳・編集/北田）