ウクライナ戦争を伝えた現地中国人のSNSアカウントが封鎖される―米華字メディア

Record China    2022年3月23日(水) 10時20分

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21日、米華字メディア・多維新聞は、戦火が広がるウクライナに滞在している中国人の中国国内SNSアカウントが次々と凍結されていると報じた。写真はウクライナ。

2022年3月21日、米華字メディア・多維新聞は、戦火が広がるウクライナに滞在している中国人の中国国内SNSアカウントが次々と凍結されていると報じた。

記事は、ロシアによる侵攻が続く中でウクライナのオデッサにとどまり、現地の日常や今回の戦争についてネット上で情報発信していることで、中国国内のネットユーザーから批判を浴びている中国人の王吉賢(ワン・ジーシエン)さんについて、数日前より王さんが持つ複数の中国国内SNSアカウントが凍結されたとする香港紙・明報の21日付報道を紹介した。

その上で、王さんが「戦争が終わってウクライナが勝利するまでは現地を離れない」と主張するとともに、アカウント凍結に対して「申し訳ないが、長い間立ち上がり続けている人間は、ひざまずくようなことはできないのだ」とし、圧力に屈しない姿勢を見せたことを伝えている。

また、王さんはもともとは自分が無事であることを両親に伝えるためにYouTubeや微信(WeChat)に動画を投稿していたものの、情勢悪化とともに多くの人から注目されるようになったと説明。称賛の声が日増しに増える一方で「民族的反逆」などと批判する声も強まっていったとした。

さらに、王さんに対する中国国内からの批判には、かつて王さんが北マケドニアに住んでいた際に知り合ったという中国大使館の関係者もおり、この関係者が「彼(王さん)は動画を公開することで報酬をもらっている」と決めつけ、「一体誰がやらせているのか」と問い詰めたと紹介。これに対し王さんが「お金のためにやっているのではない」ときっぱり否定していることを伝えた。(翻訳・編集/川尻

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