中国の生鮮EC大手「盒馬鮮生」は、盒馬からオンラインで購入した冷凍ワニを包丁で切ったところ生き返ったとする書き込みがネット上にあったことについて、消費者からそのような苦情は一切受けておらず、ワニは盒馬で購入したものではないと思われると回答した。

深セン商報の20日付報道によると、SNS上にこのほど、「チャットのグループで見かけたものなので真偽は不明」と断った上で、「盒馬で購入したワニ、死んでいると思ったが、包丁で切ると突然動き出した」とする動画付きの書き込みがあった。

これを受け、盒馬は20日、微博（ウェイボー）の公式アカウントで、「盒馬が販売しているワニは、内モンゴルで正規に養殖されているシャムワニ。商品は冷凍品で、産地から（物流大手の）順豊を利用して直接出荷している。出荷前にはすべて内蔵処理が行われており、冬眠や復活の可能性は通常あり得ない」とする声明を発表した。

盒馬はその後、深セン商報の取材に対し、消費者からワニ製品が生き返ったという苦情は一切受けておらず、ワニは盒馬で購入したものではないと思われると回答した。（翻訳・編集/柳川）