ロシアの選手も中国の選手も羽生結弦も欠場のフィギュア世界選手権…「ジョークだ」―中国メディア

Record China    2022年3月20日(日) 15時30分

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21日に始まる世界フィギュアスケート選手権には、ロシアや中国の選手、さらに日本の羽生結弦選手(写真)も出場しない。中国では、同大会が「ジョークになった」などとする記事が発表された。

21日にフランスのモンペリエで始まる世界フィギュアスケート選手権には、ロシアと中国の選手が出場しない。実力と人気を兼ね備える日本の羽生結弦選手も出場しない。北京冬季五輪大会の男子シングルで優勝したネイサン・チャン選手も出場しない。中国のポータル/ニュースサイトの網易は12日、同大会は「ジョークになった」などと評する記事を掲載した。

ロシアはレベルが高く層が厚い選手陣を要する「フィギュア強国」だ。中国で人気が高いロシア人フィギュアスケート選手としては、例えばカミラ・ワリエワ選手、アレクサンドラ・トゥルソワ選手、アンナ・シェルバコワ選手がいる。

ワリエワ選手は2006年4月生まれで、トゥルソワ選手は04年6月、シェルバコワ選手は同年3月の生まれで、3選手はいずれも10代だ。中国ではこの3選手が「3人娘」と呼ばれている。

人気の理由はもちろん、若くて容姿が美しいだけではない。ワリエワ選手は欧州選手権や世界ジュニア選手権など国際スケート連盟認定大会の女子シングルで3回優勝している。トゥルソワ選手も同じく女子シングルで優勝3回、シェルバコワ選手は先日の北京冬季五輪大会を含め優勝2回だ。3人はいずれも世界屈指の実力の持ち主だ。

しかし、この「3人娘」がフランス・モンペリエでの世界選手権で「舞い姿」を披露することはない。ロシアがドーピング問題で制裁対象になっており、モンペリエでの世界選手権ではロシア人選手の出場が認められないからだ。

北京冬季五輪大会のペアで優勝した隋文静選手と韓聡選手も出場しない。中国は新型コロナウイルス感染症が全世界で猛威を振るっている状態を鑑みて、全選手を対象に3月から海外で開催される競技会への出場停止を決めたからだ。

北京冬季五輪大会の男子シングルで優勝した中国系米国人のネイサン・チェン選手は、故障のために出場を断念した。中国でも絶大な人気がある羽生結弦選手も故障のために出場しない。

中国のネットユーザーは「中国とロシアは番組の放送権を買わないはずだ。主催側にとっては大きな損失だ」「さよなら。自分たちだけでやっていなよ」「羽生結弦も来ない。(ロシアの)3人娘も来ない。中国チームも来ない。ケケケってこと」といった書き込みを寄せたという。

文章は最後の部分で、「スポーツは世界のものだ。国際大会は選手が競い合うと同時に交流の機会でもある。紛争が少なくなり、感染症が早期に終結して、全世界のスポーツ界がかつての繫栄を取り戻すことを希望する」と表明した。(翻訳・編集/如月隼人

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