靖国神社に台湾の桜の苗木を植樹、ネット民から反発も―中国メディア

Record China    2022年3月21日(月) 11時20分

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18日、環球網は、台湾メディアが「靖国神社に台湾の桜が植樹された」と盛んに報じ、台湾の一部ネットユーザーから反発が出ているとする記事を掲載した。写真は靖国神社。

2022年3月18日、中国メディアの環球網は、台湾メディアが「靖国神社に台湾の桜が植樹された」と盛んに報じ、台湾の一部ネットユーザーから反発が出ているとする記事を掲載した。

記事は、中央社、自由時報といった複数の台湾メディアが「台湾と日本の民間活動家による協力のもと、17日に日本の靖国神社で台湾からやってきた桜の苗木が植えられた」と報じたことを紹介した。

そして、日本と台湾の有志による「桜里帰りの会」が2019年より、1923年に当時の日本の皇太子だった昭和天皇が台湾を視察した際に植樹した桜から取った苗木を日本に戻す運動を行っており、昨年には皇居付近に植樹されたと説明。その後台湾側から「靖国神社にも植えられたら」という声が上がり、話し合いの結果、靖国神社側がこれを受け入れたとしている。

その上で、17日に靖国神社の第一鳥居付近で植樹と記念碑除幕のセレモニーが行われ、元台北駐日代表の許世楷(シュー・シーシエ)氏や在日華僑団体会長、靖国神社の宮司、中山恭子元参議院議員らが参加したと紹介。許氏が「近ごろのロシアによるウクライナ侵攻を見て、台湾と日本が一層緊密になってこそ大陸の武力侵略に対抗することができると強く感じた。台湾の『昭和桜』の里帰りは、非常に意義のある活動だ」と発言したことを伝えた。

記事は、このイベントに対して、台湾のネットユーザーから「桜を植えて友好関係を深めるのはいいことだが、場所が問題」「戦犯を祀った靖国神社への植樹がそんなに光栄なことか?」など批判の声が出ていると紹介した。(翻訳・編集/川尻

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