サムスンのスマートウォッチ、半分の値段でもアップルを超えられずー韓国メディア

Record Korea    2022年3月23日(水) 9時20分

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17日、韓国・ヘラルド経済は「金軟景まで乗り出した…サムスンは半分の値段なのに、なぜアップルウォッチばかり買う?」との見出しで、スマートウォッチ市場の現状を伝えた。写真はGalaxy Watch4。

2022年3月17日、韓国・ヘラルド経済は「金軟景(キム・ヨンギョン)まで乗り出した…サムスンは半分の値段なのに、なぜアップルウォッチばかり買う?」との見出しで、スマートウォッチ市場の現状を伝えた。

香港の市場調査会社カウンターポイント・リサーチによると、米アップルは昨年、世界のスマートウォッチ市場で30.1%のシェアを占めトップについた。次いで韓国サムスン電子(10.2%)、中国ファーウェイ(7.7%)が続いた。

サムスンの「Galaxy Watch4」は昨年8月に発売された。体成分測定などヘルスケア機能の強化や、元バレーボール女子韓国代表のキム・ヨンギョンを使ったマーケティング効果、グーグルとのOS協力による性能改善などで出荷量が大幅に増え、昨年10~12月期の市場シェアはアップルが21.8%、サムスン電子が14.4%でその差は7.4%まで縮まったという。

しかし今年1~3月期に「Apple Watch Series 7」が発売され、その差は再び開くことに。記事は「機能的には大きく変わっておらず、画面サイズが1ミリほど大きくなり充電速度が改善された。アップルファンの強力な購買力に支えられ、今年1~3月期の出荷量は4000万台を超えるなど史上最高値を記録し、2021年の全体市場は前年比24%成長した」と説明している。

さらに記事は「売上高の面でアップルとサムスンの格差はさらに大きい」と予想している。アップルが「Apple Watch SE」の新製品を出さず、平均販売価格(ASP)が3%ほど上昇したためだという。カウンターポイント・リサーチはこれがアップルの市場占有率アップにつながったと伝えている。Galaxy Watch4シリーズは26万9000ウォン(約2万6350円)~42万9000ウォン(約4万2030円)。一方のApple Watch Series 7は、49万9000ウォン(約4万8880円)から販売されているといい、記事は「つまりGalaxy Watch4は、安価かつ機能改善をもってしてもアップルウォッチにかなわなかった」と指摘している。

ただし、カウンターポイント・リサーチは「サムスンは昨年10~12月期に直前四半期比の成長率が200%を超えブランド史上最高の出荷量を記録し、今年1~3月期まで好調を維持した」と分析。シェアも20年の8.9%から21年には10.2%に上昇した一方で、アップルは32.9%から30.1%に下落しており、両社の差は縮まっているという。サムスンは今後、8月に発売する「Galaxy Watch5」に体温測定機能を搭載するなど、ヘルスケアをさらに強化する予定だという。

これを受け、韓国のネット上では「まず韓国では芸能人たちが自国製品を使わないから、若者世代もそれがかっこいいと思ってるのでは?」「品質は置いといて、韓国を冷遇するアップルにたかる韓国人が悲しい」「アップルウォッチは確かにデザインもかわいい。サムスンもデザインにもう少し力を入れたらいいと思う」「スマートウォッチはスマホのOSによって買うものが違ってくる」「アイフォンならアップルウォッチが、ギャラクシーならギャラクシーウォッチが便利」などさまざまな声が上がっている。

その他「金軟景選手のマーケティングパワーはそこまで強くないだろう」「BTS防弾少年団)クラスの人が広告に出たら大人気になると思う」との指摘も寄せられている。(翻訳・編集/松村)

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