韓国のファッションブランドから韓国人モデルが消えた?その理由は

Record Korea    2022年3月20日(日) 20時0分

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18日、韓国メディア・韓国経済は「アジア系ではなく白人のモデルを起用する国産ファッションブランドが増えている」と伝えた。 イメージ写真

2022年3月18日、韓国メディア・韓国経済は「アジア系ではなく白人のモデルを起用する国産ファッションブランドが増えている」と伝えた。

ファッション業界によると、韓国ブランド「MUSINSA STANDARD」は男女向けどちらの商品も白人モデルがメインに起用されている。同ブランドを展開するムシンサの関係者は「商品のデザイン、コンセプト、特徴を最も的確に表現する方法としてモデルを活用している。人種や国籍はモデル選定の基準とは無関係だ」と話している。10~20代に人気の国産ストリートファッションブランド「KIRSH」や「COVERNAT」などもほとんどの商品がメインモデルは白人で、アジア人の体形をしているモデルはサブとして起用されている。海外で有名な商標を持つメーカーとライセンス契約を結び韓国内で販売を行っているブランドでも白人モデルを多く起用しているという。

記事は「ファッション業界が主に白人モデルを使う理由は『コスパ』」だと指摘している。白人モデルに好感を抱く韓国人消費者が多く、彼らを起用すれば少ないコストで大きな広告効果を得ることができる。業界関係者によると、「白人モデルを使えば確実に販売量が増える」「モデル料も外国人のほうが安価だ」という。最近は子供服も6~10歳の白人モデルが増えており、あるブランドの代表は「子供服を購入する親は30~40代で、白人の子供が出ている広告のほうが反応がいい」と話している。

こうした韓国内の傾向について、記事は「無分別に白人モデルを起用する『ホワイトウォッシング』を警戒し、アジア人や黒人などさまざまな人種をモデルに起用するなど、多様性を重視している海外ファッションブランドとはかけ離れている」と批判している。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「白人モデルだからいいと思って買うんじゃなく、低価格帯でもともとよく購入していたブランドが、こういう広告を出しているというだけ」「昔からマネキンはほとんど白人じゃなかった?だからなじみがあるんだよ」「高額の出演料を払って芸能人を起用するよりずっといいんじゃない?」「安いから買ってるんだよ」「白人とは骨格や体の構造が違うのに。袖は長いし、ズボンは裾上げが必要だし」「肌の色も体形も東洋人とは違うのに、誰を基準にして服を作ってるの?」「韓国人だろうが白人だろうが、背が高くて痩せてるモデルを使うんだから、どっちでもいい」「西洋人は頭部が小さいからカッコいいよね。東洋人は大体、頭がでかいからな…(泣)」など、賛否さまざまな声が寄せられている。

また、「韓国の人種差別は世界最高水準だということを、韓国人自身はよく分かってない」「さすが韓国。国民の意識は先進国にほど遠い」といったコメントも見られた。(翻訳・編集/麻江)

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