2014年6月2日、韓国・中央日報によると、韓国旅客船「セウォル号」沈没事故の募金額は5月30日までに783億ウォン（約78億円）を超え、韓国史上最高金額を記録した。3日付で中国新聞社が伝えた。

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これまで募金が最も集まったのは2003年に発生した大邱地下鉄放火事件の672億ウォン（約67億円）だった。

今回の募金活動には、犠牲者や行方不明者家族の意思とは無関係に行われていると反対の声も上がっていた。だが、国民が犠牲者と行方不明者家族への支援を次々に表明していることから、遺族らの反対意見もある程度減退している。

募金の使途はまだ決まっていない。賠償問題を担当する韓国海洋水産省の関係者は、犠牲者や行方不明者の家族と話し合った上で決定するとしている。

犠牲者家族対策委員会によると、一部市民からは「公共機関は信用できない」として、同委員会あてに直接、募金額を振り込みたいとの連絡も寄せられている。（翻訳・編集/NY）