韓国大統領府、文大統領の無窮花大勲章「セルフ授与」批判に反論=韓国ネットは反発

Record Korea    2022年3月16日(水) 21時30分

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15日、韓国メディア・JTBCは、「朴洙賢大統領府国民疎通首席秘書官が『文在寅大統領の無窮花大勲章セルフ授与』批判に対し反論した」と報じた。写真は文大統領。(韓国大統領府twitterアカウントより)

2022年3月15日、韓国メディア・JTBCは、「朴洙賢(パク・スヒョン)大統領府国民疎通首席秘書官が『文在寅(ムン・ジェイン)大統領の無窮花(ムグンファ)大勲章セルフ授与』批判に対し反論した」と報じた。

記事によると朴秘書官は15日、自身のFacebookに「事実はこうです」というタイトルの文章を投稿。「多くのメディアが『文大統領夫妻が退任前に1億ウォン(約953万円)台の無窮花大勲章をセルフ授与する』という趣旨の記事を報じているが、まるで文大統領がとんでもない予算を使って受け取る必要のない勲章を要請しているかのように誤解させる可能性がある』と指摘した。

そして、「事実は違う」とし、「韓国の『賞勲法』第10条では、『無窮花大勲章は韓国の最高勲章として大統領に授与され、大統領の配偶者、友好国の元首とその配偶者、またはわが国の発展や安全保障に貢献した友好国の元元首とその配偶者にも授与できる』と規定している」と説明。「セルフ授与」という批判に対し、「無窮花大勲章は一般褒賞と同様に叙勲推薦、次官・国務会議への上程、大統領の裁可、授与という手続きを経て進められ、推薦から裁可まで約1カ月かかる。大統領個人が自分で授与できるものではない」と語った。

また、「授与される時期についても、第1代の李承晩(イ・スンマン)元大統領の頃からほぼ全員が就任後すぐに授与されており、盧武鉉(ノ・ムヒョン)・李明博(イ・ミョンバク)元大統領だけが任期末に授与されたが、文大統領は就任直後に授与されなかったため、前例を考慮して任期末での授与を検討した」と反論。「メディアが報道している行政安全部による無窮花大勲章の製作は、担当省庁として当然の実務を行っているだけで、大統領府はこれについて報告を受けたり協議したりしたこともない」とし、「賞勲法が規定するように、友好国の元首と配偶者にも授与されるという点で、外交儀典の次元でも必要なもの」と語ったという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは、「国民に聞いたわけじゃないんだから、セルフ授与も同然。少なくとも国民の50%以上の同意を得るべきでは?」「国の借金がいくらあると思ってるの?」「何もしていないのに勲章をもらえる資格が?」「国民がなぜ政権交代を熱望しているのか、文大統領夫妻は考えてみたのか」「大統領夫人の洋服代からまずは公開して。授与される金額の数倍はすでに費やしているはず」「誰が推薦したのか名前の公表を」など、反発の声が多く寄せられている。

一方で、「歴代大統領が受け取り、朴槿恵(パク・クネ)前大統領は就任直後に授与されているものを、なぜ問題視するの?」「李明博ももらってるんでしょ」など、授与を擁護するコメントも見られた。(翻訳・編集/丸山

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