上海市の病院で医療スタッフが揉み合いに、一体何が?

Record China    2022年3月15日(火) 22時20分

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14日、台湾メディアETtodayは、新型コロナの感染者が増えている上海市の病院で医療スタッフどうしが揉み合うトラブルが発生したと報じた。

2022年3月14日、新型コロナの感染者が増えている上海市の病院で医療スタッフどうしが揉み合うトラブルが発生した。

台湾メディア・ETtodayによると、上海市第6人民医院救急診療部で先日、医療スタッフどうしが揉み合う様子を撮影した動画がネット上で拡散して物議を醸した。状況を知るネットユーザーは「病院で新型コロナ陽性の患者が見つかったものの病院側が報告を行わなかったばかりか、十分な研修や防護装備もなしに多くの看護士を感染患者のケアに当たらせたことで看護士が不満を募らせ、病院側に抗議の意思を示したこところ、医師から殴打された」との情報を伝えた。

沸点視頻の微博アカウントが14日に伝えた内容によれば、同医院が13日に状況説明の声明を発表し、揉み合いが事実であることを認めた。そして、関係当局が入院患者に対して検査を実施したところ、市外からやって来た患者1人がPCR検査で陽性となり、その後の調査で続々と感染者が見つかったことを明らかにし、当局の指導により医療スタッフや患者とその家族に対する感染予防、生活物資の保障を確実に行うとしている。

この件について、中国のネットユーザーは「感染を隠し、看護士を殴るなんて、上海で起きたことだとは思えない」「しかも大病院で起きるとは」「看護士がウイルス感染の危険に晒されながらそれを知る権利を得られないというリスクを一生背負う可能性があるということ。この責任を有耶無耶にしてはいけない」「コロナの感染拡大食い止めの70%は看護士の貢献によるものだぞ。それをもっと広く知らしめてほしい」「看護士の命が軽んじられている」といった感想を残している。(翻訳・編集/川尻

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