中国のスターバックスで購入した飲料から生きたゴキブリが出てきたとのSNSの投稿が物議を醸している。

当事者のネットユーザーが今月10日、カップに入った飲みかけの飲料の中でゴキブリが動いている動画を投稿。ネット上で急速に拡散された。飲料は広東省深セン市のスターバックス店舗でつくられたものだという。

ネット上では「スターバックスのオペレーションから考えてあり得ない」「このゴキブリ、入れられたばかりのような感じがする」「賠償金目的のでっち上げでは？最近多いからな」といった否定的な見方が相次いだ。

一方、当事者は「私が故意にゴキブリを入れたという声があることは全く理解できない。ネットに上げたのは珍しかったからで、店に賠償は請求していない」と主張した。

スターバックス中国は12日に経緯を説明。当事者の客は10日にデリバリーのプラットフォームを利用して注文、同プラットフォームは苦情を受けた後、「速やかに当該客とコミュニケーションを取り、対処した」という。

また、「店舗内の監視カメラの映像などを確認したところ、製造手順は厳守されており、カップはテイクアウト用の密閉されたものを使用していた」としたほか、「10、11日に専門業者による検査を行ったが害虫問題は確認されなかった」と説明した。（翻訳・編集/北田）