韓国大統領選に勝利した尹錫悦（ユン・ソクヨル）氏は投開票の翌々日の11日、ソウル市内の韓国最大与党となる「国民の力」の本部で中国の邢海明駐韓大使、次いで米国のクリストファー・デル・コルソ臨時代理大使と会見した。中国メディアの環球網などが報じた。

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駐韓国中国大使館によると、邢大使は尹氏に、中国の習近平国家主席が寄せた大統領選当選を祝賀する電報を手渡した。邢大使は「中国は韓国にとって最大の貿易相手国であり、韓国は中国にとって3番目の貿易相手国だ。私は韓中関係がより一層発展することを確信している」などと述べた。邢大使は、今年（2022年）が両国の国交樹立30周年であることにも触れたという。

尹氏は習近平国家主席からの祝電に謝意を表明し、大統領に就任後の早い時期に、習主席と会談したいとの考えを伝えたと言う。

韓国メディアの聯合ニュースによると、韓国次期大統領報道官の金恩慧氏は、米国の臨時代理大使よりも先に中国の大使と会ったことについての質問に対して、尹氏は外国の要人の中ではバイデン米大統領に最初に電話会談をしており、会見の手配は順当なものと説明した。（翻訳・編集/如月隼人）