中国の李克強首相は11日、第13期全人代第5回会議の総理記者会見で、身分証の電子化についての質問に回答した。

李首相は「基本的な民生と日常生活とは密接な関係にある。中国では省をまたぐ流動人口が1億人を超え、生まれ育った場所とは異なる場所での就学や就職、そして老後生活を送るために多くの人が行き来しており、省をまたいでさまざまな手続きを行うことが新たなニーズとなっている」と説明。「今年、一連の政策を実施し、人々が常用する身分証の電子化を推し進めていく。それはつまりスマホでスキャンするだけで、関連手続きなどを行えるようになると言うことだ。同時に、スマホを使用することができない人々、特に高齢者などに対して特別なサポートを行うほか、個人情報の安全とプライバシーも保障しなければならない」とした。（提供/人民網日本語版・編集/TG）