「イカゲーム選挙」が浮き彫りにする韓国国内の政治対立―中国メディア

Record Korea    2022年3月9日(水) 19時20分

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中国国営新華社通信系の参考消息は、9日に行われる韓国大統領選挙について、米AP通信の8日付報道を引用する形で、「イカゲーム選挙」が韓国国内の政治対立を浮き彫りにしていると報じた。

中国国営新華社通信系の参考消息は、9日に行われる韓国大統領選挙について、米AP通信の8日付報道を引用する形で、「イカゲーム選挙」が韓国国内の政治対立を浮き彫りにしていると報じた。

記事によると、韓国の2人の主要な大統領候補の間の競争は前例のないレベルの挑発合戦と訴訟を引き起こしている。子どもの遊びに敗れた参加者が直ちに殺されるメガヒットドラマの「イカゲーム」になぞらえて「イカゲーム選挙」と呼ぶ人もいる。

9日の投票日を前に、革新系与党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)候補と保守系野党「国民の力」の尹錫悦(ユン・ソクヨル)候補が激しく争っている。

両候補によるネガティブキャンペーンは、韓国経済が新型コロナの衝撃に直面する中で、国内の深刻な政治対立を悪化させている。

世論調査によると、どちらの候補も批判が支持を上回っている。

韓国大手紙の東亜日報は社説で、「大統領選挙は2つの悪のうち小さい方を選ぶことを要求している。この国の未来はあまりに暗い」と論じている。

尹氏が、土地開発スキャンダルに関係した可能性があるとして李氏を批判すると、李氏は疑惑を否定した上で、尹氏をスキャンダルに結び付けようとし、シャーマニズム疑惑についても批判した。

両候補は、夫人に対する攻撃にも遭い、スキャンダルをめぐってそれぞれ謝罪を余儀なくされた。

両候補の選挙チームと支持者はこれまでに、名誉毀損(きそん)と虚偽情報の拡散を告発する数十件の訴訟を起こしている。

ソウルを拠点とする大統領リーダーシップ研究院の崔進(チェ・ジン)院長は、「今年の大統領選挙は、これまでのどの選挙よりもネガティブキャンペーンに満ちていて、互いの憎しみは選挙後も簡単には消えないだろう」と述べている。(翻訳・編集/柳川)

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