2022年3月8日、中国中央ラジオ局軍事チャンネルの微博アカウントは、ロシア軍関係者の話として「米国がウクライナに30カ所以上の生物実験室を建てた」と発言したことを報じた。

同アカウントによると、ロシアの放射線、化学兵器、生物兵器防止部隊のキリロフ司令官は7日に行った記者会見で、「ウクライナにはすでに30カ所以上の生物実験室からなるネットワークが構築されており、米国防総省から実験室に向けて任務が通達されている」と発言した。

同司令官は記者会見の中で、実験室の任務について「北大西洋条約機構（NATO）が部隊を派遣する可能性がある地域の生物モニタリング、危険な微生物菌株の米国への輸送、人類への伝染が可能なバイオ兵器用病原体の研究」の3点を挙げている。

この件について、中国のネットユーザーは「米国は下衆すぎる！ウイルスをつくってばらまこうとしているじゃないか！」「ウクライナの人々はマウスと同じ扱いだな」「米帝国主義がどうしてこんなにファシストの生物兵器を好むのか理解できない」「こういう時、西側は選択的に失聴、失明、認知症を装う」「2日前は15カ所って言ってなかったか？それが30以上に増えてるとは……」「旧日本軍の731部隊はきっと内情を洗いざらい米国に明かしたんだろうな」「最も制裁を受けるべきは米国だ」「だから、新型コロナウイルスも米国がやったのだ」など、米国に対する強い批判を次々と書き込んでおり、ロシア側の発表内容に疑問を抱くようなコメントは見られなかった。（翻訳・編集/川尻）