北京パラリンピックは7日、クロスカントリースキー男子20キロクラシカル立位が行われ、日本の川除大輝（21）が金メダルを獲得した。川除がゴールした際、先に滑り終えていた銀メダルの蔡佳雲（中国、21）が川除の元に駆け寄って称えながらスキーを外すのを手伝う様子が放送され、感動を呼んでいる。

中国紙・人民日報は「北京パラの心温まる一コマ」とし、「障害者スポーツは（健常者スポーツよりも）もっと互いに助け合うべきだ」との蔡のコメントを伝えた。

クロスカントリースキー男子20キロクラシカル立位には17人が出場。30秒おきに1人ずつスタートし、順位は所要タイムで決まる。

中国のSNS上では「蔡佳雲の人間性が素晴らしい」「切磋琢磨（せっさたくま）するパラリンピアンの姿に感動」などの声が上がっていた。（翻訳・編集/柳川）