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中国の「ネット世代」が切り開く新たな倹約モデル―中国メディア

人民網日本語版    2022年3月8日(火) 23時50分

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従来のオフラインでの値切り行為や商業施設のセールでのまとめ買いとは異なる、ネットワーク環境での新たな消費モデルが登場し、ネットを通じた「新たな倹約モデル」を生み出した。資料写真。

昨年2月、大学卒業を間近に控えた朱安安さんは、数枚の着替えと洗面用具だけを持って、実家のある甘粛省から実習先の北京市へ出発した。ホテルには一泊しかせず、翌日すぐに借りた部屋に移った。部屋の生活用品の大半を自分でそろえなければならなかったので、実習の仲間のすすめもあり、共同購入を利用して布団、枕、フロアマット、鏡、電源タップ、電気ケトルなどを一気に購入した。「あれこれたくさん買っても合計200元(約3600円)にもならず、とてもお買い得だった」と話す朱さんは、共同購入のうま味を初めて味わったという。中国青年報が伝えた。

グループによる共同購入、ポイント交換、クーポン券の獲得、ショッピングイベントでのまとめ買い、中古品の売買……河南省の大学で学ぶ陳宇軒さんにとって、こうしたさまざまなネットショッピングモデルは、どれも「自分のためになる」もので、倹約の目的を達成するための秘訣だという。ネットショッピングで優待を受けることは実はそれほど難しくない。陳さんのルームメイトの1人がキャンペーン活用の達人で、お値打ちの生活用品のセールや団体購入などがあると、ルームメートたちを誘って参加するという。陳さんは、「普段の液体洗剤やティッシュなどの消耗品のまとめ買いで、こうしたモデルを利用すれば確実に『サイフにやさしい』」と話した。

従来のオフラインでの値切り行為や商業施設のセールでのまとめ買いとは異なる、ネットワーク環境での新たな消費モデルが登場し、ネットを通じた「新たな倹約モデル」を生み出した。これに関連して全国各地の大学生を対象にアンケート調査を行ったところ、123校の学生1873人から有効な回答が寄せられた。その結果、回答者の68.55%が「ネットプラットフォームでいろいろな倹約方法を検索したことがある」と答えた。その一方で、「自分にはルートがないので試したことはない」は20.18%、「試す必要がないと思う」も11.27%に上った。

■ネット新消費モデルが倹約の新たな方法を生み出す

普段は1個40~50元(約720~900円)するフェイスクリームが、いろいろな優待を合わせると、6個でわずか80元(約1440円)になる。「友人に共同購入に誘われた時、いい話だと思えば参加する」と話すのは、武漢大学で学ぶ姚然さんで、この150元ほどの倹約になったショッピング体験が強く印象に残ったという。ネットショッピング好きな姚さんには、手頃な価格で必要な商品を買うための一連の心得がある。ECプラットフォーム「拼多多」で共同購入し、ショート動画共有アプリ「抖音(TikTok)」でクーポン券を獲得し、必要なものはセールでまとめて買い、いろいろなECプラットフォームの値段を比べる。このように倹約の方法は実にたくさんある。

ネットショッピングの台頭と大きな発展によって、ますます多くの消費モデルが提供されるようになった。ネット原住民としての大学生は、ネット消費の最先端を走り、ネットでキャンペーンを活用することが、すでに日常に溶け込んだ消費習慣になっている。調査によると、回答した大学生が最も多く選んだネットショッピングの倹約方法は、「ECプラットフォームの共同購入機能を利用する」ことで59.58%に達した。次に、「ネットでじっくり比較検討し、プラットフォームごと、商店ごとの商品のコストパフォーマンスを見て考える(58.36%)」。このほか、「必要なものはショッピングイベントやセールでまとめ買いする(37.85%)」、「ECショッピングプラットフォームやライブ配信などを通じてクーポン券を手に入れる(37.27%)」、「ポイントをためてクーポン券や現金に換える(34.49%)」、「中古品売買プラットフォームで購入する(21.62%)」、「中古品売買プラットフォームで不要品を売る(17.03%)」なども、大学生が選ぶ倹約方法だった。

このほか大学生がネットのキャンペーンでよく消費する品目は、「衣類・服飾品(63.47%)」、「おやつ・飲料品(62.19%)」、「日用雑貨(44.72%)」だ。また、「メイク用品・スキンケア用品(37.60%)」、「学習用品(34.33%)」、「交通関連(24.05%)」、「映画・娯楽(23.19%」、「電子製品(21.10%)」、「おもちゃ・フィギュア(15.27%)」なども、「楽しくて買い物疲れを感じない」品目だ。

■「収入を増やす」方法もいろいろ、低炭素で倹約の一石二鳥

調査によると、回答者の79.34%が「ネットによる『新たな倹約モデル』は実用的」との見方を示し、このモデルは着実に倹約の役割を果たしている。「とても新鮮で、消費の新たな選択肢を提供してくれた」は38.76%、「とても面白くて、倹約だけでなく社交的な側面もある」は34.97%、また、「買い物を無駄に複雑にするだけで、利用する必要はない」も8.38%いた。

ネットプラットフォームがもたらした新たな取引モデルは、これまでは単純な消費者だった大学生に新たな倹約の考え方をもたらした。前出の陳さんは、「支出を抑える」だけでなく、地球に優しく「収入を増やす」ことにもなる倹約方法を試したことがある。2018年製のタブレットを中古品売買プラットフォームの「転転」や「閑魚」で売りに出したのだ。「今は電子製品は大体3~5年間しか使わなくなり、使わなくなると隅に置かれてホコリをかぶるのが常だった。捨てるのはもったいないが、かといって十分に使えるわけでもなかった。そこで中古品として売ることにした。低炭素や環境保護に配慮するとともに、誰かのサイフにもやさしい一石二鳥だ。自分で長く使っていたものには、それなりに愛着もあり、新しい持ち主を見つけることができれば、気持ち的にも安堵できる」と陳さん。

西南政法大学で学ぶ張[王其]さんは自分のことを「中古プラットフォームの達人」と呼ぶ。新品に近い状態のもので、日常的に使うのに問題なく、価格が適切であれば、誰かが使った中古品でも喜んで購入するという。「中古品を物色するのがすごく好き。宝探しのような楽しさがある。一番最近の『お宝』は120元で買った定価600元ほどのウールのコートで、売り主は購入の記録を示してくれたし、届いた商品にとても満足しているし、今では大のお気に入りだ」という。

■お金は「最も必要なところ」に使う、ネット世代も倹約の伝統を継承

調査によると、回答者の57.98%が「倹約できるところは倹約するが、お金を使うべきところでは倹約する必要はない」との消費理念に賛成するとし、18.37%が「生活の各方面で出費をできるだけ抑える」とし、15.91%が「倹約するだけでなく、収入を増やすことも考えるべき」とした。「生活費は十分にあるので、それほど倹約の必要はない」はわずか6.51%だった。

お金は最も必要なところに使う――姚さんは自身の消費理念をこのように語った。これはネットキャンペーンモデルを利用したいと考えるようになった原因でもあるという。姚さんは、「思うに、お金を倹約するために好きでもない安いものを買う必要はない。大学生がお金を倹約するのは『よりよくお金を使うため』だ。商品の中には価格が実際の価値よりも高かったり一定でなかったりするものもあるかもしれない。一部の服飾品は販売時期によって価格が違ったり変動したり、発生するプレミアもばらばらであることに気づいた。いろいろ考えて総括すると、お金を倹約するということは1つはお金を大事に取っておいて、価値があると思うものに使うことだ。もう1つは一部の商品に見られる価格設定のいい加減さや過度のプレミアに加担しないということだ」と話した。

調査によると、ネットの「新たな倹約モデル」を選択した回答者のうち、58.89%は「使える生活費に限りがあるから」と答え、56.01%は「倹約したお金をより価値のあることに使いたいから」とし、39.19%は「低炭素で倹約も出来るスタイルなら喜んでする」と言い、36.73%は「質素倹約は自分を貫く一種の美徳」との見方を示した。また、「まずネットのルートを通して優待の方法を知ってから、試してみたい」という人も27.87%に上った。節約したお金を何に使うかについては、「自分の好きなもの、必要なものを買う」が69.47%、「貯金する」が60.69%に上ったほか、旅行に行く、娯楽に使う、「恋愛の必要経費」などという回答もあった。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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