北朝鮮がミサイル発射への糾弾に反発「何を打ち上げようと日本が文句を言う資格はない」

Record Korea    2022年3月8日(火) 7時20分

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最近ミサイルの試験発射を頻繁に繰り返している北朝鮮が、国際社会からの糾弾に対し反発の意を示した。資料写真。

最近、ミサイルの試験発射を頻繁に繰り返している北朝鮮が、国際社会からの糾弾に対し反発の意を示した。3月6日、韓国・聯合ニュースが報じた。

記事によると、北朝鮮の外務省は6日、日本研究所研究員のキム・ソルファ研究員名義の文章をホームページに掲載。「最近日本の防衛省は、われわれが進める偵察衛星開発の重要試験を『弾道ミサイル発射』と決めつけ、『日本や地域、国際社会の平和と安全に対する脅威、国連安全保障理事会決議への違反』と言いがかりをつけている」とし、「明らかにわが国に対する拒否感や偏見にとらわれており、基本的な判別能力さえ失った無知と蒙昧(もうまい)の産物」と非難した。

またキム研究員は、「今回の試験は偵察衛星開発の工程に沿って進められた。われわれが何を打ち上げようと、日本はわれわれの主権と内政に属する問題について文句を言う名分も資格もない」と強調。そして「何度も語ってきたように、われわれの自衛権行使に関連する措置については、周辺国家の安全を少しも脅かすものではない」と主張したという。

北朝鮮は2月27日と3月5日の弾道ミサイル発射について、「偵察衛星開発の過程でカメラの性能や衛星資料の送受信システムなどを点検するための試験だった」と主張している。しかし偵察衛星を打ち上げるためには長距離ロケットを発射する必要があり、長距離ロケットは弾頭部の再突入体のみ交換すれば大陸間弾道ミサイル(ICBM)に作り変えることができる。そのため韓国の専門家は、「大陸間弾道ミサイル開発のための名分にすぎない」と分析しているという。

記事は、「今回は研究者個人の名義で文章を発表しているが、北朝鮮の弾道ミサイル発射に対する懸念の声は日本以外の国からも上がっていることから、国際社会に向けたメッセージであるとも考えられる」と伝えている。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは、「北朝鮮は韓国を火の海にする気か?」「核兵器を飛ばしてソウルに落ちても謝って終わりでしょ」「早く日本が北朝鮮に上陸して破壊してほしい」「米国金正恩を倒してくれれば平和が訪れるのに」「プーチン習近平、金正恩は処罰されるべき」など、北朝鮮に対する非難の声が多く寄せられている。

一方では、「政権交代後には韓国も発射するから」「われわれも衛星として打ち上げているし、米国や中国がミサイルを発射しても制裁を受けることがない以上、北朝鮮の論理は覆せない」などのコメントも見られた。(翻訳・編集/丸山

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