ギリシャの島が競売で注目、中国人投資家はなぜ興味を示さないのか―中国メディア

Record China    2022年3月10日(木) 7時20分

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5日、中国メディアの環球網は、ギリシャで競売にかけられている島に対し、中国の投資家が興味を示していないことを報じた。写真はギリシャ。

2022年3月5日、中国メディアの環球網は、ギリシャで競売にかけられている島に対し、中国の投資家が興味を示していないと報じた。

記事は、ギリシャメディアが先日「マクリ島が今夏の新たなオーナーを探している。オークション開始価格は380万ユーロだ」という情報を伝えたところ、世界の投資家から注目を集めたと紹介。ギリシャは1000以上の島があることで知られ、個人売買が認められている島も100以上あると伝え、ギリシャの小島を持つことが富の象徴とされ、多くの億万長者が目標にしていると説明した。

また、今回売りに出されたマクリ島について、エーゲ海に浮かぶ島で面積が約1平方キロメートル、これまではギリシャ国内の旅行会社が所有していたもののこの会社が経営破綻したため、競売にかけられることになったと紹介している。

一方で、長年中国とギリシャ間の投資プロジェクト顧問を務めてきた中欧経済文化交流協会のムルサス名誉会長が「現在市場で売り出されているギリシャの私有の島は18あるが、外国の投資家が島の所有権を獲得するプロセスは非常に複雑で、海運・島政策当局、環境・エネルギー当局、海軍司令部など複数当局の認可が必要な上、考古学管轄当局から文化物非存在証明の発行を受ける必要もある」と説明したことを伝えた。

そして、ギリシャで私有の島を買うには労力と時間を非常に費やすため、短期間で取引が完了することを望む中国の投資家たちにとって、ギリシャで島を買う魅力は大してないとの解説を紹介した。(翻訳・編集/川尻

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