トニー・レオン×ワン・イーボーの「無名」、活況が戻った中国映画市場で最も話題作に

anomado    2022年3月7日(月) 12時20分

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中国で今年公開予定の映画「無名」が、中国共産党系メディアが優秀作品として推薦し、ネットユーザーも強く推す期待の一作となっている。

中国で今年公開予定の映画「無名」が、中国共産党系メディアが優秀作品として推薦し、ネットユーザーも強く推す期待の一作となっている。

香港の俳優トニー・レオン(梁朝偉)、歌手で俳優ワン・イーボー(王一博)らが出演する「無名」は、第2次世界大戦下の上海を舞台にしたスパイ映画。日本の真珠湾攻撃後、汪精衛政権の下で、命を危険にさらして情報を収集し続けた中国共産党の特務機関による死闘を描く。昨年公開の「中国医生」と「長津湖」に続く「中国勝利三部曲」の最終章と紹介されている。

中国では先月の春節(旧正月)シーズンに、映画の興行収入総額が66億元(約1200億円)に到達。春節シーズンの興行収入としては過去2番目の数字をマークし、映画市場はすでにアフターコロナの活況を見せている。そんな中で「無名」は、今年公開予定の映画のうち中国共産党メディアが特に推薦する作品の一つに。映画産業のデータベース・灯塔サービスが公開した「2022見たい映画」ランキングでも15万人以上の回答者が「無名」を推し、上位に入っている。

2019年の武侠ファンタジードラマ「陳情令」でブレークしたワン・イーボーだが、名優のトニー・レオンとの共演は、大きくステップアップするきっかけになるとファンも期待するこの作品。先月公開された公式予告では、トニー・レオンの姿はなかったものの、ワン・イーボーと俳優ワン・チュアンチュン(王伝君)が上海語のセリフで見せるブラックユーモアが好評だった。なおトニー・レオンについては、「無名」への出演料が6000万元(約11億円)と香港メディアが報じている。(Mathilda

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