2022年2月28日、韓国・ニュース1などによると、ロシアの侵攻に徹底抗戦を続けるウクライナの首都キエフの市民軍が人道的支援をはじめとする支持を呼び掛けた。

韓国与党「共に民主党」の光州広域市党選挙対策委員会とイ・ドンハク最高委員は同日午前11時（ウクライナ時間午前3時）、キエフで市民軍として活動するビタリー・レオンチュクさんとビデオ通話をした。

妻と3人の娘を持つビタリーさんはウクライナ政府と共にスマートファーム事業を行なう農業実業家で、ロシアとの戦争勃発後に市民軍に加わった。この日も市民軍5人と警戒活動を行なっていたが、市街戦が小康状態に入ったため韓国とのビデオ通話に応じたという。

ミサイル発射音や爆発音が鳴り響く中、ビタリーさんは「現在ウクライナでは18歳から60歳までの市民が市民軍に入って銃で戦っており、兵器がないときは火炎瓶を作っている」と現状を説明。その上で「食料や衣料品など人道的な経済支援が必要だ」「国際社会はウクライナに支持と応援を送ってほしい」と呼び掛けたという。

これに対し選挙対策委員会は「韓国の全国民がウクライナを応援している」と述べたという。

これを見た韓国のネットユーザーからは「韓国からも食品や衣料品を支援してあげればいいのに」「国民に寄付を募って、ウクライナに届けよう」「カップラーメンを送ろう。お湯さえあれば食べられる」「兵器だけではなく、食料と薬も送ってあげて」「民主主義を守るウクライナに支援を」「ウクライナは必ず勝利する」など応援の声が続々と寄せられている。

一方で「『ロシアが攻撃したのはウクライナのミスだ』と言った李在明（イ・ジェミョン）氏はウクライナ国民に謝罪するべきだ」「国に残り命をかけて戦うウクライナ大統領に『無能』『ロシアを刺激した戦争を起こした』と言った李在明が恥ずかしい」「李在明氏の代わりに謝罪します。申し訳ない」「李在明がどんな考えを持っているかも知らずに支援を呼び掛けるウクライナ国民を見て申し訳なく思う」など、「共に民主党」の大統領候補である李在明氏の発言を批判する声も数多く見られた。（翻訳・編集/堂本）

자신을 한국과 교역하는 농업사업가이자 3명의 딸과 부인을 둔 가장이라고 밝힌 비탈리는 “러시아와의 전쟁이 발발한 직후 가족을 안전한 곳에 은신시키고 자발적으로 시민군에 참여했다”고 설명했다.https://t.co/23RAWgxOPF

— 한겨레 (@hanitweet) February 28, 2022