中国ゲーム企業が韓国のライバルの時価総額200億ドルを一掃―英メディア

Record China    2022年3月2日(水) 7時20分

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英紙フィナンシャル・タイムズはこのほど、中国のゲーム開発企業が韓国のライバルの時価総額200億ドルを一掃したとする記事を掲載した。

英紙フィナンシャル・タイムズはこのほど、中国のゲーム開発企業が韓国のライバルの時価総額200億ドル(約2兆3000億円)を一掃したとする記事を掲載した。中国紙・環球時報が1日、その内容を要約して次のように伝えている。

韓国のトップのゲーム開発企業の時価総額は、中国のライバルからの圧力の中で、200億ドル減少した。

韓国のゲーム企業は、収益を生み出すために、独自のトークン(仮想通貨)による「play-to-earn(遊んで稼ぐ)」ゲームに重点を移している。

この新しいビジネスモデルは、世界最大のオンラインゲーム市場である中国のライバルが韓国に流入するのをかわすために不可欠だ。

アプリ調査会社であるセンサー・タワーによると、昨年、世界の売り上げ上位の三つのゲームは全て中国のゲームだった。

市場調査会社FnGuideによると、韓国の株式市場に上場している韓国のゲーム企業29社の時価総額は今年、昨年末から30%減少した。

今回の時価総額の減少で最も深刻なのが、世界的に大ヒットした「PUBG」を開発した韓国のデベロッパーのKRAFTONで、昨年8月の上場以来、同社の株式は現在、IPO価格のほぼ半分で取引されている。

野村証券のアナリスト、アンジェラ・ホン氏によると、韓国のゲーム企業は、MMORPGの過剰な課金モデルがユーザーからの強い反発を招いて収益が悪化したため、「pay-to-play(定額課金制)」のビジネスモデルを再考する必要に迫られている。(翻訳・編集/柳川)

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