【新青年】北京地下鉄物語、ついて行ってイイですか

人民網日本語版    2022年3月1日(火) 14時50分

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2021年の年末、夕方のラッシュ時間帯に、人民網の「新青年」コーナーの取材班は、地下鉄の乗客たちに声をかけ、アポなし取材を敢行した。

2021年の年末、夕方のラッシュ時間帯に、人民網の「新青年」コーナーの取材班は、地下鉄の乗客たちに声をかけ、アポなし取材を敢行。3組の若者が取材に応じ、都市で暮らす彼らが仕事の後にどんな風に過ごしているのかをシェアしてくれた。

■「今の生活にとても満足している」

大屯路東駅は北京地下鉄5号線と北京地下鉄15号線の乗換駅で、北京市朝陽区の北苑路と大屯路が交差する場所にある。王子檀(ワン・ズータン)さんはほぼ毎日、仕事が終わるとここで王振娟(ワン・ジェンジュエン)さんと待ち合わせし、一緒に帰宅する。

王振娟さん(26)は河北省邯鄲市の出身。2018年に四年制大学への編入試験に失敗した後、北京にやって来た。2020年には、恋人の王子檀さんも北京に来て、一緒に暮らしている。

常に茫漠としている大部分の若者と違って、王振娟さんは北京にずっといると心に決めている。「仕事で私が必要とされているのではなく、私が仕事を必要としている。仕事をすることで自分を充実させていきたい」と王振娟さんは言う。そして、「それに、いい関係を築ける同僚たちとも出会った。仕事の内容も好きだし、給料も自分の田舎より高い」と付け加えた。

■「自分が成長できる空間がほしい」

地下鉄の団結湖駅には多くの人が行き来する。夕方のラッシュ時間帯にこの駅で下車する人は、その多くがこの都市で一番にぎわう商業エリアへと向かっていく。Aprilさんもこの駅で下車した人の一人だ。

小さい頃から深センで育ったAprilさんは北京に来てもうすぐ1年半。故郷を懐かしく思ってはいるが、北京には彼女を引き付けてやまない点が2つある。1つは文化やアートの雰囲気、もう1つは一人でいられる空間だ。Aprilさんは言う。「自分が成長できるための時間と自分の空間が必要なんだと思う。一人でいることが好き。普段仕事が終わると一人で本屋に行ったり、映画を見たり、ジムに行ったりする」。

■「音楽が分かる人のために演奏したい」

夜7時ごろ、呼家楼駅でベースを担ぎ、急ぎ足で下車してきた小豪さんは、ここで乗り換えて鼓楼大街駅に向かおうとしていた。湖北省武漢市出身の小豪さんは、北京に来てすでに9年。現在は友人と鼓楼でバーを経営している。そしてベーシストでもある。

2021年、小豪さんはアルバムを2枚制作し、80回以上もライブをこなした。「バンドマンには祝祭日なんてない。祝祭日こそライブのチャンス。人が多いからね!」と言う小豪さんは、「自分が何をやっているかは分かっている。別に苦労なんてないよ」と語った。(提供/人民網日本語版・編集/AK)

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