「竹島のアシカは日本の乱獲で絶滅」韓国の研究チームが初めて科学的立証に成功―韓国メディア

Record Korea    2022年2月28日(月) 16時20分

拡大

27日、韓国・ニューシスは、韓国の研究チームが「独島のアシカは日本植民地時代の日本の漁師らの乱獲により絶滅した」との事実を科学的に立証したと報じた。資料写真。

2022年2月27日、韓国・ニューシスは、韓国の研究チームが「独島(竹島の韓国名)のアシカ(ニホンアシカ・Zalophus japonicus)は日本植民地時代の日本の漁師らの乱獲により絶滅した」との事実を科学的に立証したと報じた。今回の研究結果は国際学術誌「Journal of Marine Science and Engineering」に掲載されたという。

韓国海洋水産部によると、釜山大学のイ・サンホン教授のチームは「適合個体数推定モデリング」方式により過去の竹島のアシカの個体数を推定し、乱獲により絶滅した事実を科学的に立証した。

研究チームは「アシカの個体数は日本が独島で捕獲や狩猟を始めた1904年には約3万頭だったが、それから8年で30パーセント以下の8500頭に急減した。その後も捕獲や狩猟が行なわれ、30年には790頭、40年には227頭に減少した」と分析した。アシカは74年に北海道で非公式で観測されたのを最後に姿を消し、国際自然保護連合(IUCN)は94年に絶滅を公式に宣言したという。

韓国海洋水産部は2007年に「独島のアシカ」を海洋保護生物に指定して国内外の生息地実態調査を実施し、生息地改善事業を行なっている。同部関係者は「東海(日本海の韓国名)の最上位捕食者として代表的な海洋生物だった独島のアシカが人間の無分別な捕獲により絶滅したということで、海洋保護生物の保護および管理の必要性を改めて感じた」とし、「絶滅した独島アシカの前例を忘れず、韓国の海に生息するクジラやゴマフアザラシなどの海洋生物を保護するため努力を続けていく」と話したという。

これに韓国のネットユーザーからは「日本は本当に迷惑な国」「韓国内の親日派が絶滅するべきなのに」「独島アシカの復元事業は可能だろうか」「今の戦時作戦統制権システムでは、日本が攻めてきても米国の許可がなければ銃一発すら撃つことができない。戦時作戦統制権を取り返し、本当の自主国防を実現させよう」「たとえ戦争になったとしても守ろう。独島は韓国のものだ」などの声が寄せられている。(翻訳・編集/堂本

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携