羽生結弦のために私はスポーツ記者になった―中国人記者

Record China    2022年2月28日(月) 20時20分

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中国メディアの鳳凰網は27日、日本人のフィギュアスケート選手・羽生結弦のためにスポーツ記者を目指したという記者実習生・大剛(ダー・ガン)さんの手記を掲載した。

中国メディアの鳳凰網は27日、日本人のフィギュアスケート選手・羽生結弦のためにスポーツ記者になったとする実習生・大剛(ダー・ガン)さんの手記を掲載した。以下はその概要。

私はおそらく最も運が無い記者の一人だろう。(フィギュアスケートの会場となった)首都体育館には選手を乗せた車両が出入りするゲートは2つしかない。羽生選手がどちらのゲートを使うかは50%の確率だ。私は4度トライしてすべてハズレを引いた。同僚が計算したところその確率は6.25%だという。羽生選手本人には会えなかったが、今回私は数人の「羽生ファン」とコミュニケーションを取ることができた。

■焼きもちを焼く彼氏まで感動させた羽生の演技

20日、エキシビションが終わる前に私は首都体育館の南ゲートに向かった。遠くに羽生選手の巨大なボードを掲げた女性が見えた。「客観的に言って、羽生選手は顔立ちがとてもとても整っているという感じではありません。でも何度も何度も見たくなる。まさに氷上の貴公子です。一番引きつけられるのは彼のフィギュアスケートに対する理解と心からの愛。表現力は完璧で、友人に『ユヅの芸術への理解度は採点員を超えてるよね』と冗談で言ったこともあります」。

2018年2月に行われた平昌五輪フィギュアスケート男子シングルで、羽生選手は317.85点をマークして66年ぶりの連覇を達成し、無数のファンたちの心を打った。上述の女性・Kerrさんもそのうちの一人だった。「平昌五輪の陰陽師の『SEIMEI』が、私が一番好きなプログラムです。芸術的な表現で欠点が全く見当たりませんでした」「彼が北京オリンピックに出場すると知った時から、もううれしさで胸がいっぱいでした。私がいる街に半月も滞在する。それは、春休みを迎える小学生がワクワクする感じと似ていました」と語った。

他のファンと違ったのは、彼女の側には彼氏がいたことだった。「大会期間中、私はずっとネット上で(羽生選手に)注目していました。2月14日のバレンタインデーもずっと羽生選手の動画を見ていたので、彼氏はきっと焼きもちを焼いたでしょう。でも、彼に羽生選手の以前の試合の動画を見せたら、彼も深く感動していました」とKerrさん。

自身は当初、会場に応援に来るつもりはなかったというが、彼氏が是非にと彼女を促し、大きな羽生のポスターまで製作した。しかし私たちは共にハズレを引き、羽生選手は別のゲートから会場を後にした。現場にいたすべてのファンが落胆していた。もちろんKerrさんも。羽生選手が去った西北ゲートの警備員が「たくさんの人が彼を見送ったよ」と話すのを聞いたKerrさんはいささか安心した様子だった。

「羽生選手が北京オリンピックに参加してくれて感謝しています。これだけ多くの人が彼のことを好きですが、彼はそれにふさわしいと思います。羽生選手のすべてが順調で、羽生選手のことが好きな人が毎日楽しく過ごせることを祈っています!そして私の彼氏に改めて感謝します!」

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