2022年2月25日、韓国・世界日報は「日本軍慰安婦被害者がまた1人死去した」とし、「残る慰安婦被害者は12人だ」と伝えた。

記事によると、韓国の女性家族部は24日、元慰安婦女性が17日に死去したと発表した。遺族からその事実が伝えられたのは葬儀を終えた後で、遺族の意向により故人の情報は非公開となっている。

同部長官は「元慰安婦被害者がまた1人亡くなり胸が痛む」と哀悼の意を表し、「慰安婦被害の過去に苦しみ続けた分、これからは平穏に過ごしてほしい」とコメントした。また「政府に登録された（元慰安婦）生存者は12人しかいない」とし、「女性家族部は慰安婦被害者が健康で穏やかな老後を送れるよう、財政的支援を強化し、被害者の名誉と尊厳を回復させるための事業も積極的に行っていく」との考えを示したという。

韓国政府に登録された「慰安婦被害者」は240人で、昨年までに227人が死去した。今回の女性の死去により残る生存者は12人となった。

このニュースを見た韓国のネットユーザーからは「全員が亡くなる前に謝罪し、彼女たちの恨みを晴らしてあげてほしい」「日本の心からの謝罪を受け、つらかった過去と決別してほしかった。戦争被害者に何度も謝罪しているドイツの指導者らと比べてしまう。日本は200年後も地球上の全ての女性と人類に謝罪しなければならない」など、日本に謝罪を求める声が上がっている。

また「国家記録院に元慰安婦1人1人を記録しよう。生きた歴史を残すのも私たちの役目だ」と提案する声も。

その他「文在寅（ムン・ジェイン）大統領にだまされ、尹美香（ユン・ミヒャン、ユン・ミヒャン、慰安婦被害者支援団体の前代表で現在は支援金流用などの疑いで裁判中）議員に利用されて死んでいったおばあさん…」「文政権が5年の間に元慰安婦のためにしたことって？」「こんな状況になるまで放置しているということは韓国政府は元慰安婦に関心がないと考えていいよね？」など、韓国政府の対応に憤りを示す声も多数見られた。（翻訳・編集/堂本）