中国メディアの山東商報は25日、ロシアによる侵攻が始まったウクライナで中国国旗が盗まれる被害が発生したと伝えた。

2019年からウクライナに留学している朱（ジュー）さんは現在、中国留学生互助会の組織の下、大使館指定の場所に滞在している。24日、駐ウクライナ中国大使館の呼び掛けを受け移動する車両に中国国旗を貼ったが、建物に荷物を取りに行っている間に国旗がなくなった。朱さんは「盗まれたのだと思う」と語っている。

中国大使館はウクライナ在住の中国人や中国企業に対して、安全確保の観点から可能な限り外出しないことや、外出する際は車に中国国旗を貼ることなどを呼び掛けていた。

朱さんの現在の健康状態は良好で、大使館からの退避通知を待っているという。（翻訳・編集/北田）