日本のごみ袋に貼られた「恐るべきラベル」―中国メディア

Record China    2022年2月24日(木) 7時20分

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21日、環球時報は、日本の非常に細かいごみ出しルールに対する外国人の困惑をつづった、香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストの20日付文章を紹介する記事を掲載した。

2022年2月21日、環球時報は、日本の非常に細かいごみ出しルールに対する外国人の困惑をつづった、香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストの20日付文章を紹介する記事を掲載した。以下はその概要。

住宅街のごみ収集所にやってきて「生ごみは十分に水気を切った。紙パックは開いて重ねて紐で縛った。缶詰のラベルは剥がして燃えるごみで捨てた」と確認した。そしてこっそりとご近所さんが捨てたごみを見るとともに、昨日誰かが捨てたごみに「恐るべきラベル」が貼られていることに注目した。「恐るべきラベル」は、指定された日に指定以外のごみを捨ててしまった、あるいは種類の異なるごみを同じ袋に入れて出すという重大なミスを犯したことを告知するものだ。今朝、自分は間違えずにごみを捨てられたぞ、ああなんとうれしいことか。

しかし、それから15分後、正しくごみを捨てたという誇らしげな感情は吹っ飛んでいった。町内のごみ処理秩序を守る役割を担っている老婦人がわが家にやって来て、手招きしている。仕方なく老婦人の後をついていくと、老婦人が申し訳なさそうに私に頭を下げた後、先ほど私が捨てたごみ袋を指さした。近づいて袋を確認すると、掃除機が吸ったホコリの塊の中に、プラスチック製の電車の小さな玩具が混じっていた。私はごみ袋を持ち帰り、「侵入者」を排除する羽目になった。こんな光景が日本の各地では毎日のように繰り広げられ、ごみ出しルールに苦悩する外国人がいつもその場で咎められるのだ。

例えば、横浜市ではごみは当日の午前8時より前に出すことが求められると同時に、前夜のうちに出すことが禁止されている。また、ごみは半透明の袋に入れる必要があり、出した際にはカラスよけのためにしっかりと備え付けのネットを被せなければならない。そして、ごみ出しルールを守らずに近隣住民に不便をかけた場合には警告が発せられ、再三の警告や指示を受けながらもなお是正しない場合は罰金が科されることになっている。ごみをリサイクルする考え方は世界各地に広がっているが、ごみの分別や捨てるタイミングについて日本ほど具体的に規定している国は他にない。(翻訳・編集/川尻

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