中国に「金」もたらした日本人コーチ「抗日ドラマに佐藤という悪者多いのでイメージ変えたかった」

Record China    2022年2月20日(日) 15時30分

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北京冬季五輪スノーボード男子ビッグエアで金メダルを獲得した中国の蘇翊鳴選手を指導する日本人の佐藤康弘コーチの人気が中国で急上昇している。

北京冬季五輪スノーボード男子ビッグエアで金メダルを獲得した中国の蘇翊鳴(スー・イーミン)選手を指導する日本人の佐藤康弘コーチ(46)の人気が中国で急上昇している。

蘇選手は7日に決勝が行われたスロープスタイルで銀メダルを獲得したのに続き、15日に決勝が行われたビッグエアでは中国史上最年少となる17歳での金メダルを獲得した。

蘇選手の活躍により、陰で支えた佐藤コーチが中国で一躍「時の人」となっている。

佐藤コーチはこのほど、中国で活躍するドキュメンタリー監督の竹内亮氏(43)のインタビューで、蘇選手との出会いや第一印象、コロナ禍での指導にまつわるエピソード、15日の滑走前に「I Love you」と言葉をかけたことなどを明かした。

その上で、「良いストーリーを2人で作ることができたので、これをきっかけに日本と中国がより未来に向かって良いイメージを持てればいいなと思う」とした。

また「(中国で)抗日ドラマを見ると、佐藤という名前は中国の戦争時代に悪いことをした名前でよく出てくるので、佐藤という名前をもう少し良いイメージに変えたい」と、軽口も交えて日中関係を良くしたい思いを語っていた。

これについて、中国のネット上では「佐藤コーチのかわいらしい素顔を知ることができた。とても良いインタビューだった」「佐藤コーチも竹内監督もそれぞれ自分のやり方で両国の友好の懸け橋になっている」「抗日ドラマのくだりで笑った」「海外ドラマで悪者としてよく出てくる中国人の名字は李かな」「佐藤コーチありがとう。小鳴(蘇選手の愛称)ともっと良い成績を収められることを期待しています」などの声が上がっていた。(翻訳・編集/柳川)

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