オランダ首相が80年前の戦争犯罪を謝罪、韓国で反響「日本は見ているか」「日本は反省どころか…」

Record Korea    2022年2月19日(土) 11時30分

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18日、韓国・ニューシス1は「日本は見ているか…オランダの首相が約80年前の戦争犯罪について謝罪」と題する記事を掲載した。資料写真。

2022年2月18日、韓国・ニューシス1は「日本は見ているか…オランダの首相が約80年前の戦争犯罪について謝罪」と題する記事を掲載した。

記事によると、オランダのマルク・ルッテ首相は17日(現地時間)に記者会見を行い、かつてのインドネシア独立戦争におけるオランダ軍の戦争暴力について「オランダ政府を代表してインドネシア国民に深く謝罪する」と述べた。ルッテ首相は、かつてオランダの植民地だったインドネシアが第2次世界大戦後に独立を宣言した際、オランダ軍がそれを阻止するため組織的に非倫理的な暴力を加えたこと、またこうした歴史的事実を当時の政府と社会が黙認したことを認めた。その上で「恥ずかしい事実を受け入れなければならない」と強調したという。

オランダは2017年から、インドネシア独立戦争中に行われたオランダ軍の戦争犯罪について調査する学術研究を支援してきた。研究にはオランダとインドネシアの研究者らが参加し、17日に結果が発表された。研究チームは、オランダ軍の戦争暴力が「広範囲かつ頻発に発生した」「軍、民、法務当局がオランダ軍の暴力を幇助し、隠蔽した」などと発表した。

記事は「オランダの今回の謝罪は戦争犯罪を学術的に徹底的に調査し、認めたという点で意味がある」と指摘している。

オランダ政府はインドネシア独立戦争中のオランダ軍による戦争犯罪の事実を否定していたが、2005年に初めて認めた。2020年3月にはウィレム・アレクサンダー国王がインドネシアを訪れ謝罪。1947年には民間人虐殺被害者の遺族に5000ユーロ(約65万円)の補償も行った。

ルッテ首相は会見で、オランダ政府が今後、賠償金請求問題に積極的に対応していくとも明かしたという。

記事は「このように過去の歴史問題は現代の国際関係において熱い争点になっている」とし、ドイツと日本を例に挙げている。ドイツについては「第2次世界大戦でのナチスによるホロコーストについて何度も謝罪し反省することで有名だ」と説明。一方、日本については「韓国に対する植民地時代の犯罪について心から謝罪する様子は見られない」とし、「最近では、朝鮮人が強制労働させられた現場である佐渡金山をユネスコ世界遺産に登録しようとしているが、強制労働の事実を排除し、江戸時代に日本最大の金鉱であり世界最大の金の生産地だった点だけを強調している」と伝えている。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「歴史を反省しない日本には未来がない」「日本は反省どころか、今も虎視眈々と独島(竹島の韓国名)を韓国から奪おうと挑発を続けている」「オランダ、ドイツのような歴史認識を持つ国が真の先進国」「無理に謝罪を求めたりせず、放っておけばいい。日本はどうせ自滅するから。過去の過ちを謝罪して反省した国を見ると、世界からより高く評価されているが、日本は徐々に衰退している」など日本への厳しい声が続々と寄せられている。

また、「韓国はまず、国内の親日派を清算することからだ」と指摘する声や、「3月の大統領選挙では、日本に言いたいことをはっきり言える候補を選ぼう」との声も見られた。(翻訳・編集/堂本

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