北京五輪スピードスケート男子500メートルで銀メダルを獲得した韓国選手が表彰式で表彰台を払うようなしぐさを見せたことについて、同種目で金メダルを獲得し、その様子をすぐそばで見ていた中国の高亭宇（ガオ・ティンユー）が心境を語った。

12日に行われた同種目決勝では、高が34秒32の五輪新記録で優勝。韓国のチャ・ミンギュ（車旼奎）が銀メダル、日本の森重航が銅メダルを獲得した。

物議を醸したのは表彰式での光景。チャは名前をコールされ表彰台に上がる前に、台の上を手で払うような動作を見せた。この行為が中国では「北京冬季五輪が汚れた大会だと主張するもの」と受け止められ、批判の声が相次いだ。

高はこのほど受けたインタビューで「ああいうこと（チャの行為）がなければ、私は表彰台に飛び乗ったりはせず、ゆっくりと登っていた。彼らにおとなしくわれわれの国歌を聞かせた」と回答。「つまり彼（チャ）のあのような行為があったから、あなたは表彰台に飛び乗ったということですか？」と確認されると「そう。その通り」と答え、「人が大勢いなければ彼を数発蹴っていた」と語った。

高の発言に中国のネットユーザーからは「韓国人の素養は本当に問題だからな。胸がスッとした」「こういうはっきり言ってくれる若者は好きだ」「最後の言葉、よくぞ言った！」「人が大勢いなければ数発蹴っていた…ナイス！」「その場で蹴ってやればよかったのに」「そうだ。数発蹴られても仕方ない行為だ」「14億人が一人ずつ彼に蹴りを入れよう」「おとなしく国歌を聞かせるっていうのもいいぞ」など称賛の声が相次いでいる。

なお、チャは「授賞式は重要なものであり、敬意を持って登りたいと思った」と説明。抗議を示すものではないと主張している。（翻訳・編集/北田）