韓国の元慰安婦、大統領府への侵入阻止され「私が死ぬことを望んでいるのか」と激怒

Record Korea    2022年2月19日(土) 7時30分

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16日、韓国・聯合ニュースによると、韓国の元慰安婦が大統領府前で「私が死ぬ日を待っているのか」と訴えた。写真は元慰安婦らが共同で暮らす「ナヌムの家」に造成された追慕公園。

2022年2月16日、韓国・聯合ニュースによると、韓国の元慰安婦が大統領府前で「私が死ぬことを望んでいるのか」と訴えた。

記事によると、元慰安婦の李容洙(イ・ヨンス)さんはこの日、ソウルの大統領府を訪れ、慰安婦問題の国連拷問禁止委員会(CAT)への付託と文在寅(ムン・ジェイン)大統領との面会を要求した。李さんの大統領府訪問は、先月14日と25日に続き3度目だという。

李さんは午前10時20分ごろ、気温が氷点下8度と寒空の中、韓服にピンクのマフラー、黒いダウンコート姿で大統領府の噴水台前に到着。「厳冬の寒さに、これは何だ。コロナもひどいのに、風に当たって凍え死ねと言うのか。私には何の罪もないのに」と訴えた。

その後、大統領府関係者の案内に従い近くのカフェに移動した李さんは、ユク・ソンチョル行政官に会いCAT付託に対する大統領の答弁を要求したが、「じっくり検討中」という回答だった。すると「大統領に会いに来たのに、これは何だ。カフェではなく大統領府に行って死んでやる。私も元気な体ではない。私がこのまま死んでしまえば『あーよかった』と喜ぶだろうが、そうはいかない」と涙を流したという。

午前11時33分ごろ、大統領府関係者が席を立つと、李さんと推進委関係者らは再び大統領府への侵入を試みた。警察官約30人に阻止されると、李さんは「私が死ぬことを望んでいるのか」と声を荒らげたが、結局は午後12時8分ごろに引き返したという。

李さんに同行した市民団体「日本軍慰安婦問題ICJ(国際司法裁判所)付託推進委員会」のキム・ヒョンジョン報道官は、「1月25日にこの場で元慰安婦らのCAT付託要求支持署名を手渡したが、何の返事もなかったため再度訪れた。李さんはすぐにでも大統領と面会したいと要求している」と説明した。

李さんは先月25日に大統領府を訪れた際、慰安婦問題のCAT付託を支持する元慰安婦5人の署名などを大統領府関係者に手渡していた。なお推進委は「大統領の答えがなければデモをする」と主張している。

これを受け、韓国のネット上では「おばあさん、世の中はそんなに甘くない」「そんなに政治に介入したいの?」「それは日本大使館前ですべきこと」「自分がでしゃばるために元慰安婦支援団体をめちゃくちゃにしておいて、まだ駄々こねてるの?亡くなった元慰安婦の方に恥ずかしくない?」「これまでの30年の努力を李さんが台無しにした」など批判的な声が続出している。

一方で、一部からは「おばあさん、寒いから体に気を付けて頑張ってください」「李さんは一生利用されてばかりのようで胸が痛む」といたわりの言葉も寄せられている。(翻訳・編集/松村)

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