2022年2月15日、韓国・JTBCは「北京冬季五輪選手村の韓国選手団の居住棟がホットスポットになっており、連日のように外国人選手が集まっている」と伝えた。

大韓体育会の公式SNSに14日、「北京から到着した選手村の新ニュース」と題する投稿があった。投稿は、雪でつくられたビンドゥンドゥン（北京五輪マスコット）の写真を複数枚紹介し、「場外競技が開催されました」「参加者は各国の選手とボランティアです」と説明している。

記事によると、事の始まりは韓国の選手とボランティアが居住棟前に降り積もった雪で巨大なビンドゥンドゥンと万里の長城をつくったこと。その完成度は非常に高く、すぐに韓国の選手の間で人気の写真スポットになったという。

この「雪ビンドゥンドゥン」は他国の選手からも注目を集めている。アイスダンス米代表のザカリー・ダナヒューは雪ビンドゥンドゥンを見て「アメージング！」と叫ぶ動画をSNSに投稿した。米国のフィギュアスケート選手アシュリー・ケインも雪ビンドゥンドゥンの写真と共に「韓国が完勝した」と書き込んだ。さらに韓国代表の居住棟周辺には、外国人選手らがまねしてつくった個性あふれる雪ビンドゥンドゥンが続々と誕生しているという。

大韓体育会は「みんなで力を合わせて雪だるまをつくった今日だけは、みんなが幸せでいられる地球村、選手村だった」と述べたという。

これを受け、韓国のネット上では「クオリティーが高すぎる（笑）」「主催者側が用意した公式のオブジェかと思った」「さすが文化芸術強国」「韓国人はこういうのがやたらに上手い」「韓国人に遊びはない。雪で遊ぶときも常に本気」「これをつくった選手たちに金メダルをあげてほしい」など、その完成度に驚く声が上がっている。

また、「試合中は真剣に戦い、遊ぶときは思いっきり遊ぶ。素晴らしい」「こうやってイベントを楽しむ姿は素敵」「これこそが五輪」「平昌五輪の時の平和なムードを思い出した」との声も。

そのほか、「今大会はいろいろ問題があったのに、中国のビンドゥンドゥンをPRしてあげるなんて、韓国の選手たちは天使のように優しいね」「中国がまた自分たちのものだと主張するのでは？」など皮肉交じりの声も見られた。（翻訳・編集/堂本）

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