【観察眼】北京冬季五輪で出される料理数百種、米メディアは「酸っぱいブドウ」のみ食べる

CRI online    2022年2月15日(火) 10時0分

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北京冬季五輪フリースタイルスキー女子スロープスタイルの予選で、中国の谷愛凌が3位で决勝に進み、今大会の自身2個目の金メダルに挑むチャンスを手にした。一部の米メディアはまた苛立つだろう。

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今日午前行われた北京冬季五輪フリースタイルスキー女子スロープスタイルの予選で、中国の谷愛凌が3位で决勝に進み、今大会の自身2個目の金メダルに挑むチャンスを手にした。

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このニュースを見て、一部の米メディアはまた苛立つだろう。谷愛凌が中国国籍を取得し、中国代表として出場すると発表した時から、一部の米メディアは彼女に対する人身攻撃を続けており、それらの攻撃は北京冬季オリンピックの開幕以来、さらに狂気を帯びてきた。

現地時間2日、米FOXニュースのキャスター、ウィル・ケイン(Will Cain)氏は番組の中で、「谷愛凌さんのことを表す言葉は1つだけ、『恩知らず』だ。彼女は、自分自身を世界的なスキーヤーに育ててくれた米国を裏切った。彼女が必要とするトレーニングや施設を提供できるのは米国だけだ。彼女はお金を稼ぐために米国を裏切った。それは恥ずべきことだ」と話した。

そのような言論は、「酸っぱいブドウ」としか言いようがない。スポーツ界では、選手の国籍変更は珍しいことではない。谷愛凌の体内には中国人と米国人、両方の血が流れており、彼女は中米両国の結晶であり両国共通の誇りでもある。ここで、一部の米メディアのために整理しておかなければならない事実がある。

まず、谷愛凌を育て、彼女を世界トップクラスのスキーヤーになるまで支えてあげた最大の立役者は、彼女の母親だ。スキーのインストラクターだった母親の影響を受け、谷愛凌は3歳でスキーの練習を始めた。母親は毎週8時間かけて800キロ運転し、谷愛凌を練習場に送っていた。谷愛凌を育てるために、母親は多くの時間、エネルギーと金銭を払ってきた。

次に、谷愛凌が中国籍になろうと決めたのは、中国に対する非常に深いアイデンティティーを持っていたからだ。谷愛凌は小さい頃から母親と祖母と一緒に生活し、毎年の夏休みも母親と北京に戻っていた。北京には幼馴染みの仲間がおり、大好きな中国料理がある。また、谷愛凌はぺらぺらと北京語を話すことができ、自分は胡同で育った北京の女の子だと言っていた。彼女は中国文化を深く爱している。

そして、米国が谷愛凌に練習施設を提供したからといって、彼女は米国のためにプレーしなければならないのだろうか。今大会に出場しているハンガリーのショートトラックの名将、中国とハンガリーのハーフでもあるシャオリン・サンドル・リュウとシャオアン・リュウ兄弟はよく中国の東北地域で練習していた。一方、二人のコーチ、ハンガリー代表監督でもある張晶さんは中国人。彼女はハンガリーを助けて、同国のショートトラックの五輪金メダルがゼロだった歴史に終止符を打たせた。また、小さい頃から中国で指導を受けていた日本の卓球選手福原愛は、日本のために次々と栄誉を獲得してきた。このような例は数えきれないほどあるといえよう。彼らは皆、中国代表として出場していない。でも、中国では「彼らは中国を裏切った」という人はいない。

谷愛凌がビッグエアの決勝に出る前日(2月7日)、米FOXニュースのライター、リズ・ピーク(Liz Peek)氏はツイッター上で、この18歳の少女に対し、「谷愛凌、中国はあなたにどれだけのお金を渡したのか。そのお金は、あなたに成功をもたらした国を裏切らせるほどの価値があるのか」と非難した。

残念ながら、リズ氏の頭の中には汚い金銭取引しかない。リズ氏は、谷愛凌の中国に対する深い愛着と彼女のスキーというスポーツへの貢献が見えていない。リズ氏の考え方に従って、逆に聞きたい。今大会のフィギュアスケート男子シングルで優勝した中国系米国人のネイサン・チェン選手や、スノーボード女子ハーフパイプで金メダルを獲得した韓国系米国人のクロエ・キム選手なども、米国から大金をもらって出場したのだろうか。

たとえ、谷愛凌が米国を代表して出場したとしても、アジア系の彼女は、アジア人への憎悪と人種差別に満ちた米国で、しかるべきリスペクトを受けられるのだろうか。米紙ニューヨーク・タイムズは10日、中国系のネイサン・チェンが優勝したことを受け、米国のフィギュアスケート界にアジア系が「明らかに多すぎる」「米国人を過剰に代表している」という主旨の文章を載せた。その中で「米国では、フィギュアスケートは明らかにアジア系のスポーツになりつつある。米国を代表してシングルに出場した選手6人のうち4人がアジア系だということは、2大会連続で発生している」と述べている。人種差別主義を強調し、人種間の紛争を挑発するこのような発言はネット上で批判を浴びている。中国人の血を引く谷愛凌も、もし米国代表として出場すれば、人種差別にさらされるかもしれない。

北京冬季五輪はたけなわで、各国の選手は自己ベストを目指して頑張っており、中国は大会の順調な開催を支えている。しかし一方、一部の米メディアは中国や中国選手への非難と中傷に夢中だ。北京冬季五輪の食堂では世界各地の料理678種が提供されており、米国を含む各国選手から好評を受けている。一部の米メディアは「酸っぱいブドウ」ばかり食べるのもやめてみてはいかがだろうか。(提供/CRI

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