フィギュアスケート男子の羽生結弦が14日午後6時30分から会見を開くとの情報が、中国で大きな注目を集めている。

会見の開催は日本オリンピック委員会（JOC）が発表した。中国メディアの新聞晨報は13日付の記事で「会見のテーマについては明かされていない。この27歳の伝説的なフィギュアスケートの名選手が、バレンタインデーの夜に何を発表するのか、非常に関心の高いトピックとなっている」と報じた。

同記事はまた、「20日に行われるエキシビションでは羽生にもオファーが出されているものの、男子シングルフリーの練習中に右足首を痛めた羽生がそれを受けるかは明らかになっていない」とも伝えている。

中国版ツイッター・微博（ウェイボー）では「羽生結弦が明日（14日）記者会見を開く」が一時トレンド1位になった。中国のネットユーザーからは「え？引退じゃないよね？」「引退なんてことにならないよね」「ああ…ドキドキする」といった声も見られたが、「そんなにあおることない」「引退発表じゃない。取材が多すぎるから会見を開くだけ。前にもあった」「記者の質問はまとめてここで聞くってことだね」「人気がありすぎていちいち個別に取材を受けていられないからでしょう」「もし引退するにしても、北京で発表することはない。日本で発表するだろう」などの声が多く寄せられている。

また、「そっとしておいてあげてほしい（泣）」「もう彼を消費するのはやめてあげて。ただ会見を開くだけだよ」「記者会見では普通の質問にしてほしい。彼の想いを気遣ってほしい」といった声も見られた。

会見の発表当時は日本でも「進退についての発表か」と一時注目を集めたが、JOCは「取材申請が多く個別に対応することが困難なため実施するもので羽生選手からの発表ではない」と説明している。（翻訳・編集/北田）