2022年2月12日、米華字メディア・多維新聞によると、強制わいせつ疑惑で韓国での練習の場を失い、中国に帰化したスピードスケート・ショートトラック元韓国代表のイム・ヒョジュン（林孝俊）が「中国の女性は韓国女性よりきれい」と発言し、波紋を広げている。

記事によると、イムは10日に中国の元ショートトラック選手である韓天宇（ハン・ティエンユー）氏とSNSライブを行った際に、「韓国女性と中国女性との違いは何か」という韓氏の質問に対して「正直、中国の女性は韓国の女性より美しい。中国の女性とデートしたい」と語った。イムはまた、トレーニングで忙しいために女性に会う機会すらないものの、近ごろでは練習後に中国語の学習に励んでいることを明かした。

イムの発言に対して韓国のネットユーザーから「お前の母親だって韓国人だろうが」「年を取って中国でやっていけなくなっても、永遠に韓国には戻ってくるな」などと怒りを噴出させたほか、「それは中国の美顔フィルターアプリの効果だろう」といったやゆの声を寄せたと記事は紹介している。

イムは18年の平昌五輪ショートトラック男子1500メートルで金メダルを獲得したが、19年にはトレーニングの際にチームメートのファン・デホンのズボンを脱がせるなどといった問題行為によりセクハラ告発、起訴されて一審で罰金判決を受けた。二審では無罪となったものの、国内から激しいバッシングを浴びる中で中国に帰化。国籍変更から3年間は出場資格が得られないという五輪規定により、今回の北京五輪では中国代表にはなれなかった。（翻訳・編集/川尻）