中国でも注目されっぱなしの羽生結弦、8年前のあの演技もファンを感動させた―中国メディア

Record China    2022年2月11日(金) 13時20分

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澎湃新聞は10日、北京冬季五輪でひときわ注目を集めたフィギュアスケートの羽生結弦について、中国のファンを深く感動させた過去の出来事を紹介する記事を掲載した。

中国メディアの澎湃新聞は10日、北京冬季五輪でひときわ注目を集めたフィギュアスケートの羽生結弦について、中国のファンを深く感動させた過去の出来事を紹介する記事を掲載した。

記事は北京五輪の開幕前から羽生がずば抜けた注目度を集めてきたことに言及し、中国中央テレビ(CCTV)の陳滢(チェン・イン)アナウンサーの「フィギュアスケートを見たことのない多くの人が羽生選手をきっかけにこのスポーツに関心を持ち始めた」という指摘を紹介。そして「羽生はそのスポーツマンシップ、上品で親しみやすい性格で無数のファンを魅了してきた」と述べ、中国のファンを感動させた出来事として2014年11月に起きた練習中のアクシデント後の演技を挙げた。

このアクシデントは上海で行われたグランプリシリーズ第3戦のフリーの直前練習中に中国の閻涵(イエン・ハン)と激突したというもので、けがを負った羽生は痛々しい姿で演技に臨んだ。記事は当時の状況について「羽生は何度も立ち上がろうともがいたが体を起こせなかった」などと説明し、「羽生の体力や意識はこらえられない状況だったが彼は歯を食いしばって辛うじて保ち、勇気を持って滑り、ジャンプし、戦った」と紹介。さらに「試合のためなら全てを顧みないこのスポーツマンシップは会場にいた全観客に伝わり、観客は一番熱い拍手を羽生に送った」と強調した上で、羽生の傷口の縫合を羽生と中国のファンとの結び付きに重ねた。

記事はまた、羽生は中国の選手とも友情を育んでいると言及し、2017年の大会で国旗を左右逆に持った金博洋(ジン・ボーヤン)に羽生がその事を伝え、さらに国旗を持ち直すのを手伝ったというエピソードを「中国国旗に対して極めて大きな尊重を示した」と紹介。今回の北京五輪で中国外交部の華春瑩(ホア・チュンイン)報道官が日本語で「羽生結弦選手のファンの皆さまへ『現地応援は中国の皆さんに託す』との声を目にしました。お任せください!」とツイートしたことについても、「羽生は外交部の『いいね』すら獲得した」と記している。(翻訳・編集/野谷

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