北京冬季五輪が放つプラスのエネルギーが日中関係に影響―華字メディア

Record China    2022年2月12日(土) 22時0分

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華字メディアの日本華僑報は8日、「北京冬季五輪が放つプラスのエネルギーが日中関係に影響」とする論評を掲載した。写真は北京冬季五輪の開会式。

華字メディアの日本華僑報は8日、「北京冬季五輪が放つプラスのエネルギーが日中関係に影響」とする論評を掲載した。以下はその概要。

北京冬季五輪が生み出す政治面での効果は、今後の日中関係に三つの予測可能な影響を及ぼすことになるだろう。

(1)中国との間の敏感な摩擦の緩和や、両国関係の緩和・改善につながる。

北京冬季五輪の開幕直前に中国の人権状況に懸念を示す決議が衆議院本会議で採択されたことについて、在日中国大使館は報道官談話で、強い不満と断固とした反対を表明し、「中国はさらなる措置を講じる権利を留保している」と、近年まれに見る強い言葉を使った。北京冬季五輪が示す中国の包容力は、両国関係緩和の重要な契機となるだろう。日本は五輪の開会式に政府代表を派遣しなかったが、大規模な日本選手団の派遣は、日本の対中関係改善への意欲を十分に物語るものであり、中国側もこの機会を捉えて対日関係を改善できる。

(2)中国とはどのような存在かに対する日本人の理解が深まる。

「日本人の9割が中国が嫌い」という調査結果があったが、日本人の中国に対する理解の源は主に日本メディアの報道だ。しかし、北京冬季五輪の美しい開会式が、日本人に、日本メディアが描くものとは異なる「愛され、親しみやすく、尊敬される」という中国のイメージを見せたことは、日本人が中国を正しく解釈し、中国の発展と強大化を正しく理解するのに資するだろう。

(3)台湾問題を含む中国の核心的利益に対する日本側の理解が深まる。

北京冬季五輪の開会式の中継で、中国国営中央テレビ(CCTV)のアナウンサーが、台湾の代表団を「中国台北」と呼んだことは、日本人に、祖国統一の大業を実現するという中国の強い意志と決意を改めて認識させた。中台統一は日本の戦略に極めて悪い影響を及ぼすことになるというのが日本側の長年の認識だが、北京冬季五輪を通じて、中国の統一に対する渇望と決意を深く認識したに違いない。

北京冬季五輪は、新型コロナウイルスの流行や西側諸国による不当な外交ボイコットを受けながらも、光り輝いている。日本の見識ある人々は、中国の発展は止めることのできない歴史の流れであり、良好な日中関係は日本にとって極めて大きな意義があることを認識すべきだ。(翻訳・編集/柳川)

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