北京冬季五輪・開会式の演出に台湾で反発、「統一してやるの意図込められていた」

Record China    2022年2月6日(日) 20時30分

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台湾では4日夜に行われた北京冬季五輪の開会式を批判する声が上がった。演出の一部に「台湾を統一するぞ」との隠喩が込められていたとの主張だ。

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台湾では4日夜に行われた北京冬季五輪の開会式を批判する声が上がった。演出の一部に「台湾を統一するぞ」との隠喩が込められていたとの主張だ。

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問題視されたのは、鳩の形をしたライトを持つ大勢の子どもが登場した場面だ。明るく光る鳩の群れから、1羽だけがはぐれてしまった様子が表現された。すると鳩のライトを掲げた別の子が、はぐれていた鳩を群れに連れ帰った。

すると中国大陸側のネットユーザーが、「道に迷った子は、必ず戻ってくるものだ」「(群れの)鳩は全てが南東を向いて、はぐれた鳩が戻って来るのを待つ」「早く戻って来い。中国台湾のことだよ」「鳩は1羽も欠かしてはならない」などと書き込んだ。

台湾メディアの民視新網は同件について「迷った鳩を祖国に連れ戻す。冬季五輪のパフォーマンスは『喫台豆腐』なのか?」と評した。「喫台豆腐」は俗語表現の「喫豆腐(豆腐を食べる)」をもじったものだ。「喫豆腐」とは「利を得る」「甘い汁を吸う」などの意だ。また、男性が女性に対してセクハラ行為をする場合にも使われる。この表現に台湾を示す「台」を加えた表現が「喫台豆腐」で、「台湾を都合よく扱う」との主張が込められている。

また台湾人コラムニストの周軒氏は、「あの群れから出た鳩は誰のことなのか。よく考えれば、台湾の未来は危険に満ちている」と評した。

中国大陸メディアの環球網はこの件について、立法委員会委員(台湾議会)を務めたことがある曹原彰氏は五輪開会式を見て「はぐれた鳩は台湾を示している」と感じた上で、祖国統一を強く願う文章を発表したことを強調して報じた。(翻訳・編集/如月隼人

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