2022年2月4日、中国メディアの財経網は、女子サッカーアジアカップ準決勝で日本を破った中国代表について、中国の著名スポーツ評論家が「男子サッカーと同様ボーナスを支給せよ」と提案したことを報じた。

記事は、3日夜に行われた同大会準決勝の日本―中国戦で、中国が2度リードを許しながらも追いつき、PK戦の末に日本を破り、14年ぶりに同大会決勝戦進出を決めたと紹介。この大きな勝利に、中国の著名なスポーツ評論家・黄健翔（ホアン・ジエンシアオ）氏が中国版ツイッター・微博上で「中国サッカー協会に対し、ワールドカップアジア最終予選で1勝したら600万元（約1億8600万円）という男子サッカーの基準に照らして、女子サッカーにボーナスを支給することを強く要求する」とコメントしたことを伝えた。

今年のカタールワールドカップ出場を懸けたアジア最終予選に臨んでいる男子代表は、1月27日には日本に、そして2月1日には格下のベトナムに続けて敗れて本大会出場の可能性が完全消滅した。一方、昨年10月に行われた第3節のベトナム戦に勝利しており、基準に照らせば男子代表は600万元を手にしたことになる。

黄氏の提案に対し、中国のネットユーザーは「これは支持しない方がおかしい」「実力面でも、態度の面でも100％支持する」「賛同する。2倍にしてあげてもいいくらい」などその多くが賛成の態度を示した。また、「えっ？男子にボーナスが出るの？それを取り上げて女子にあげればいいじゃないか！」「こんな恥ずかしい成績の男子に報酬など出すな」「どのツラを下げてボーナスを受け取るつもりなのか」など、男子代表へのボーナスに驚きや不満の声を上げるユーザーも見られた。（翻訳・編集/川尻）