国営テレビ・中央電視台（CCTV）による特別番組「春節聯歓晩会」に出演した女優のチャオ・リーイン（趙麗穎）と俳優のチュー・イーロン（朱一龍）に、視聴者からはドラマ「明蘭～才媛の春～」を懐かしむ声が上がった。

「春節聯歓晩会」は毎年、春節（旧正月）の大みそかにCCTVが生放送し、日本では“中国の紅白”とも紹介される特別番組。今年は1月31日の夜に放送されて人気芸能人が集う中、今回が初出演となるチャオ・リーイン、4回目の出演のチュー・イーロンはフィナーレ近くに登場。TFBOYSのワン・ジュンカイ（王俊凱）、女性歌手のイーサ・ユー（郁可唯）と共に楽曲「歓楽時光」を披露している。

チャオ・リーインとチュー・イーロンは、2019年を代表する作品となった時代劇ドラマ「明蘭～才媛の春～」で共演。身分の違いや家同士の思惑、政治的な駆け引きをバックに、実らぬ恋に終わったヒロインの明蘭と公爵家の御曹司を演じている。

「春節聯歓晩会」の放送直前に、出演者が集う番組「春晚倒計時」にもそろって出演した2人だが、番組MCと二手に分かれてゲームに興じると、チャオ・リーインがチュー・イーロンを終始リードする形に。さらにチュー・イーロンが、対戦相手に答えを教えてあげるというポンコツぶりを披露するなど、まるで「明蘭」から抜け出した2人を見るようなやり取りを展開して話題になり、「明蘭と小公爺（若侯爵）がタイムスリップしてきた」「一瞬であの時の2人が頭に浮かぶ」とネットユーザーを沸かせ、「2人の再共演を望む」「今度こそ結ばれてほしい」と熱望する声も多く上がっている。

なお、「春節聯歓晩会」で一緒に歌ったイーサ・ユーは、「明蘭～才媛の春～」の主題歌を歌っていることから、この日のステージはドラマから3人がそろったことに。チャオ・リーインは番組直前のインタビューで、初出演ながらも共演相手としてなじんだチュー・イーロンが一緒だったことで、「とても心強いし、大きな安心感がある」と語っている。（Mathilda）