【CRI時評】「5つの提案」が中国-中央アジア協力の新時代の扉を開ける

CRI online    2022年1月26日(水) 22時40分

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中国の習近平国家主席は25日、中央アジア5カ国との国交樹立30周年を記念する、各国首脳との合同オンラインサミットを主宰した。

中国の習近平国家主席は25日、中央アジア5カ国との国交樹立30周年を記念する、各国首脳との合同オンラインサミットを主宰した。習主席は席上、双方の協力を全面的に深化させるための5つの提案を表明し、5カ国の指導者は強く共鳴した。双方はサミットの最も重要な成果として、中国-中央アジア運命共同体を構築して、相互関係の新時代の扉を開けることを宣言した。

中国の春節(旧正月、2022年は2月1日)と北京冬季オリンピックの開催を目前に控え、中国は中央アジア5カ国と国交樹立30周年を共に祝い、初めての合同首脳会談を行った。このことは、各分野における双方の次の段階の協力を策定する上で、重要な意義を持つ。5カ国の指導者はことごとく、北京オリンピックの開会式に出席することに強く期待していると表明した。この近隣国による支持は、互いの友情を反映する最たるものだ。

過去をどのように解釈するのか。習主席は成功のための4つのキーワードを総括した。すなわち「相互尊重」、「善隣友好」、「同舟共済」、「相互利益とウィンウィン」だ。未来をいかに切り開くか。習主席は5つの提案をした。「善隣友好の模範となる田畑を深く耕す」、「質の高い発展のための協力ベルトを建設」、「平和を守る盾を強化」、「多様で相互に働きかける大家族を構築」、「地球村の平和な発展を維持」だ。

中央アジアの国々は、ユーラシア大陸の後背地にある。西側勢力は長らく、地政学的な考えに基づき、この地域で事件を起こそうとしてきた。習主席はサミットで、外部勢力が中央アジアで体制の変動を狙う「カラー革命」を起こすことには断固として反対し、人権を口実に他国の内政に干渉することには断固として反対し、いかなる勢力であれ国民の平穏な生活を破壊することには断固として反対した。

サミット終了後の共同声明も、各国が自らの発展とガバナンスの道とモデルを自主的に選択する絶対的な権利を持つことと、あらゆる形式のテロリズム、分裂主義、過激主義を強く非難することを強調した。このことは、双方が政治や安全保障などの分野で広範な利益を共有し、核心的利益について互いにしっかりと支持しあっていることを示す。

中国は今回、実務協力の拡大の面で、中央アジアの国に超大規模な市場を開放し、2030年に双方の貿易総額を700億ドルに引き上げることを目指すと表明した。また、中国-キルギス-ウズベキスタン鉄道の建設プロジェクトを加速させ、中国と中央アジアを結ぶ交通回廊の建設を推進すると表明した。これら一連の措置は、中国と中央アジア5カ国の実務協力の質とレベルの向上を後押しすることになる。これらの措置が、中国と中央アジア5カ国の人々の友情をさらに強め、双方の関係を発展させるための基礎を固めることは、間違いない。(CRI論説員)

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