国民の前に出られない?文大統領が新年記者会見を見送り=韓国ネットで批判続出

Record Korea    2022年1月25日(火) 16時20分

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24日、韓国・釜山日報社は、文在寅大統領が今年の新年記者会見を行なわないことについて「国民の前に出られないのだろうか」と指摘した。写真は韓国大統領府twitterアカウントより。

2022年1月24日、韓国・釜山日報社は、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が今年の新年記者会見を行なわないことについて「国民の前に出られないのだろうか」と指摘した。

記事によると、韓国大統領府の朴洙賢(パク・スヒョン)国民疎通首席秘書官は同日、記者団に対し「新型コロナウイルスのオミクロン株が主流になり、対応に集中するため新年記者会見の開催は現実的に難しそうだ」と述べた。

大統領府は先月27日、新年の記者会見の開催を決定し準備を進めていた。新年記者会見を行なわないのは文政権では初めてのことで、過去の政権を見てもめずらしいことだという。

朴首席秘書官は「文大統領は新年記者会見を開き、報道関係者との質疑応答の時間を持とうと準備してきた。中東歴訪を終えた今週中に会見を計画していたが、新型コロナにより計画を変更することになった」と説明した上で、「非常に残念だ」と述べた。また「会見は完全にキャンセルになったのか」という質問に対しては、「内部的に会見を準備してきただけで、公式的に会見計画を発表したことはない。 キャンセルという言葉は適切ではないようだ」と答えたという。

しかし記事は「新型コロナの再流行や中東歴訪の不十分な成果、中央選挙管理委員会のチョ・ヘジュ常任委員の問題(政治的偏向に関する論争)、与党『共に民主党』大統領選候補の李在明(イ・ジェミョン)氏による現政権批判など、最近は敏感な問題が多く、文大統領が国民の前に出るのを負担に感じているのではないかという見方が出ている」と指摘している。

大統領府はオミクロン株の拡散を受け、今月22日に中東歴訪を終えて帰国した文大統領も防疫指針に従い23日から25日までの3日間、在宅勤務をすることを明かしていた。これをめぐっても、かつて歴訪直後に公式業務を行なっていたのに対し、今回は大統領府の首席・補佐官会議すら開催しなかったことから、「文大統領が公開の場に出ることを避けている」という指摘が出ているという。

これを受け、韓国のネット上では「中東で遊んでいた時はオミクロンの心配などしていなかったのに」「会見をしないということは、自分でも後ろめたいことがあるのでは?」「歴代で一番無能な大統領として歴史に記録されることだろう」「国民との疎通が文大統領のテーマだったのに。次の大統領はもっと慎重に選ぼう」「質疑応答?。どうせ最初から決められたゲームみたいなものでしょ」など厳しい声が上がっている。(翻訳・編集/松村)

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