文大統領の「終戦宣言」力説から2日、北朝鮮が核実験再開を示唆=韓国ネット「もううんざり」

Record Korea    2022年1月20日(木) 19時20分

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20日、韓国・国民日報は「北朝鮮が中断していた核実験と大陸間弾道ミサイルの発射実験再開を示唆し、韓国大統領府は当惑を隠せずにいる」と報じた。写真は文大統領。(大統領府twitterアカウントより)

2022年1月20日、韓国・国民日報は「北朝鮮が4年以上中断していた核実験と大陸間弾道ミサイルの発射実験再開を示唆し、韓国大統領府は当惑を隠せずにいる」と報じた。

記事によると、中東3カ国を訪問中の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は現地時間18日、サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子との首脳会談で、終戦宣言を含む朝鮮半島の平和のための韓国政府の努力を力説した。しかし北朝鮮の朝鮮中央通信は20日、金正恩(キム・ジョンウン)総書記が労働党の政治局会議に出席し、「われわれが主導的に進めてきた信頼構築のための措置を全面的に再考し、中断していた全ての活動の再開を迅速に検討するための指示を該当部署に下した」と報道。文大統領が終戦宣言に言及してから2日後、そしてバイデン米大統領の就任1周年の記者会見に合わせて北朝鮮は核実験モラトリアムの解除を示唆したとみられている。

韓国大統領府は昨年9月以降、北朝鮮のミサイル発射に対し、「挑発」とは規定せず、「憂慮」や「遺憾」の意のみを表明してきた。任期が残り少ない状況で、南北関係改善のために北朝鮮を刺激することを避けていたとされる。しかし今回の北朝鮮の発言を受け、韓国大統領府もスタンスを大きく変えるべきとの指摘が上がっている。

記事は「22日に文大統領が帰国した後、南北対話再開案について本格的に検討される見通し」としつつも、「問題は北朝鮮に対話テーブルへの復帰を要請する以外に解決策がないという点。大統領選挙を40日余り先に控えた状況で、北朝鮮と米国が韓国大統領府からの対話要求に応えるかどうかは未知数」と報じている。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは、「北朝鮮は間違いなくわれわれの敵。それを言えないわが国の最高指導者」「文大統領は1人で一体何をしてるんだ?史上最悪に無能な政府」「まだ終戦宣言なんて言ってるの?」「任期中、無駄なことだけして終わったね」「ここまで片思いを続けるとは情けない。おかしくて悲しい」「文大統領はスパイだから」「早く大統領選挙の投票日が来てほしい。もううんざり」など、文大統領に対する批判の声が多く寄せられている。(翻訳・編集/丸山

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