世界的ファッションブランドのグッチ（GUCCI）が、寅（とら）年にちなんで発売したコレクションの広告に本物のトラを起用して海外で物議を醸していると報じられ、中国でも注目されている。

中国版ツイッターの微博（ウェイボー）に投稿された記事によると、動物の倫理的扱いを求める人々の会（PETA）のディレクター、エリサ・アレン氏は、「絶滅危惧種の動物の違法取引を助長する」などと批判。ネット上でも懸念や不満の声が上がった。

グッチは、同ブランドのポリシーに準拠した環境で個別に撮影したとコメントしているという。

中国のネット上では「広告撮影なんだからそんなに目くじら立てなくても」「海外の動物保護意識は病的」「グッチは再来年も本物を起用するのか？」「トラやモデルが細目だったら中国でも物議を醸していただろう」などの反応が見られた。（翻訳・編集/柳川）