コロナ禍で自動車販売が落ち込む中、2600万円以上の高級車市場が活況―仏メディア

Record China    2022年1月18日(火) 10時20分

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16日、仏国際放送局RFIの中国語版サイトは、新型コロナの影響や半導体供給不足で世界の自動車販売が冷え込む中、高級車ブランドが軒並み過去最高の販売台数を記録していると報じた。写真はランボルギーニ。

2022年1月16日、仏国際放送局RFIの中国語版サイトは、新型コロナの影響や半導体供給不足で世界の自動車販売が冷え込む中、20万ユーロ以上の高級車ブランドが軒並み過去最高の販売台数を記録していると報じた。

記事によると、ロールスロイスの2021年世界販売台数は5586台となり過去最高を記録した。最低価格が30万ユーロ(約3900万円)というクーペタイプの新型ゴースト、SUVのカリナンが売れ筋になったという。また、ベントレーも1万4659台、ランボルギーニも8405台とそれぞれ過去最高の年間販売台数を記録、販売価格平均20万ユーロ(約2600万円)の車種がよく売れたという。

スーパーカー分野でも最低価格300万ユーロ(約3億9000万円)の自動車を販売するブガッティが世界販売150台の史上最高記録を更新、同社は「会社にとって最高の1年」と評した。伊自動車販売店協会(FEDERAUTO)のコセンティーノ会長はこの状況について、「どこでも同じだが、危機の後で富めるものはますます富を増やし、貧しいものはさらに貧しくなるということだ」と評したという。

記事は、新型コロナにより世界の自動車業界が半導体を始めとする部品不足にさいなまれ、自動車の生産注文を消化できない状況にある一方で、BMWが過去最高の年間220万台の販売を達成すれば、メルセデス・ベンツも世界販売台数こそ前年比で5%減少したもののスポーツタイプ車や高級ブランド・マイバッハの売り上げが急速に伸びるという逆風が起きていると紹介。大手会計事務所の英プライスウォーターハウスクーパース(PwC)フランス・マグレブ法人の責任者は「最もよく売れる車が優先的に生産される」とし、高級車メーカーがさらに高い価格で部品を購入する準備をしているとの見解を示したという。(翻訳・編集/川尻

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