「ゼロコロナ」政策進める中国、春節前に感染拡大―独メディア

Record China    2022年1月17日(月) 5時40分

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独ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは15日、「ゼロコロナ」政策を進める中国で春節(旧正月、今年は2月1日)を前に感染が拡大していると報じた。写真は北京市内のPCR検査会場。

独ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは15日、「ゼロコロナ」政策を進める中国で春節(旧正月、今年は2月1日)を前に感染が拡大していると報じた。

記事によると、中部の河南省と首都・北京市に隣接する天津市では感染者数が減少傾向にあり、専門家は流行が抑制されたとの見方を示している。一方で、南部の上海市や広東省では感染が相次いで報告されている。

中国当局の発表によると、14日に報告された新規感染者は165人で、うち104人が市中感染、61人が輸入症例。市中感染の内訳は、河南省52人、天津市39人、広東省8人、陝西省4人、浙江省1人。輸入症例は上海市が最多の43人。新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」への感染も広がっており、これまでに12地域で感染が確認されている。

陝西省西安市に続き、河南省安陽市は10日、オミクロン株に2人が感染したことを受け、市内のロックダウン(都市封鎖)に踏み切った。8日に市中感染が確認された天津市の症例と関連性がある。

14日の河南省の市中感染52人の内訳は、安陽市37人、許昌市12人、鄭州市3人。国家衛生健康委員会は15日の記者会見で「安陽市では引き続き感染拡大のリスクがあるが、鄭州市と許昌市の新規感染者は減少傾向にあり、改善の兆しが見られる」としている。

天津市では9日から15日までに約1400万人の市民全員を対象に3回のPCR検査が行われた。

14日の広東省の市中感染8人の内訳は、珠海市6人、深セン市2人。珠海市の6人はオミクロン株とみられ、感染経路は不明だが、同一の伝播チェーン上にあるもので、うち4人は家族だという。

来月4日に冬季五輪の開幕を控える北京市では15日に同市海淀区でオミクロン株の感染者1人が確認された。同市で市中感染者が確認されたのは昨年12月19日以来。(翻訳・編集/柳川)

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