新疆の雪原を馬で疾走した赤マントの女性副県長がライブコマース担当に、売り上げ25億円突破―中国

人民網日本語版    2022年1月11日(火) 21時50分

拡大

新疆の雪原を馬で疾走して話題をさらった女性副県長がライブコマース担当になった。

(1 / 4 枚)

赤いマントを羽織り、雪の中で颯爽と馬に乗る女性のショート動画が2020年12月、ネット上で注目された。この動画の再生回数は累計5億2000万回、転載回数は900万回近くにも及んだ。動画で颯爽と馬を駆っていたのは、当時は新疆ウイグル自治区イリ・カザフ自治州昭蘇県人民政府の副県長を務めていた賀嬌龍さんだった。新華網が伝えた。

その他の写真

ショート動画の人気により、賀さんは仕事の傍ら公益農業支援のライブコマース配信をするようになった。賀さんは毎日、十数時間この仕事に取り組み続けた。その努力の甲斐あって、ショート動画アカウントのフォロワー数は500万人を突破し、動画には2000万回を超える「いいね!」が寄せられた。1回のライブ配信による商品の売り上げは100万元(約1800万円)に上った。

賀さんは昨年4月、新たな仕事を手にした。イリ・カザフ自治州の文化・観光局の副局長に就任したのだ。

■ライブコマース売り上げは1億4000万元、2000人余りの雇用を創出

新型コロナウイルス感染症の影響により、イリ・カザフ自治州では2020年5月、商品の売れ行きが伸び悩み、観光業も大ダメージを受けた。その後、現地政府の各級当局は直ちに各業界の営業・生産再開支援活動を展開し、ライブコマースのパーソナリティーたちによる配信を開始した。こうしたことを背景に、賀さんはショート動画による公益農業支援という道を歩むことになった。ライブ配信のカメラを前に、賀さんは飾り気のない素朴な言葉で故郷を紹介している。

昨年、賀さんとライブコマース配信チーム、そして農業支援企業がライブコマースで販売した貧困支援対象企業の商品は売り上げが1億4000万元(約25億2000万円)を突破。2000人超の雇用を直接的に創出し、1万人以上の人々が増収を実現した。イリ・カザフ自治州のライブコマースの急成長は、現地の産業構造の調整も促している。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携