米議員、北京冬季五輪スポンサーのエアビーアンドビーに書簡で懸念表明―独メディア

Record China    2022年1月10日(月) 11時0分

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米国の2人の連邦議会議員は7日、米民泊仲介大手エアビーアンドビーに宛てた書簡で、同社の中国新疆ウイグル自治区における事業に懸念を表明した。写真は新疆・ウルムチ。

独ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトによると、米国の2人の連邦議会議員は7日、米民泊仲介大手エアビーアンドビーに宛てた書簡で、同社の中国新疆ウイグル自治区における事業に懸念を表明した。

ドイチェ・ヴェレがロイター通信の報道として伝えたところによると、「中国問題に関する連邦議会・行政府委員会」の委員長と共同委員長をそれぞれ務める民主党のジェフ・マークリー上院議員とジム・マクガバン下院議員は、エアビーアンドビーに宛てた書簡で、同社の新疆における物件情報や他の問題について質問した。

米国は、中国政府が新疆ウイグル自治区のイスラム系少数民族ウイグル族を弾圧し、ジェノサイド(集団虐殺)を行っているとしているが、中国政府はそれを否定している。

マークリー議員らは、ウイグル族などの人権抑圧に関与したとして2020年に米財務省の制裁を受けた、同自治区の治安維持と経済開発に携わる中国共産党傘下の準軍事組織「新疆生産建設兵団」が所有する土地にある十数件の物件がエアビーアンドビーのリストに掲載されているとする米ニュースメディア、アクシオスのリポートを引用。来月開幕する北京冬季五輪のスポンサーであるエアビーアンドビーによる中国での人権と差別禁止への取り組みに疑問を呈した。

ワシントンにある中国大使館は7日の声明で、同自治区でのウイグル族虐待を改めて否定した上で、米連邦議会の一部の議員が「問題を繰り返し騒ぎ立てて、企業に圧力をかけている」と反発。「(一部の議員は)政治的陰謀でビジネスをハイジャックし、新疆関連の問題で中国を抑圧するという悪意を持っている」などと主張した。(翻訳・編集/柳川)

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